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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ロッシーニ「絹のはしご」、マリブラン劇場

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フェニーチェ劇場恒例、ヴェネツィアの美術院(Accademia delle belle arti)の学生さんたちによる舞台演出。といっても、今晩含む前半はソリストたちはプロ、後半30、31日はこれも音楽院(Conservatorio)の学生さんたちの配役のようで、どうせならそちらを聴きにきてもよかったのだが。

学生さんたちの「仕事」が、ちゃんとフェニーチェ劇場のシーズン・プログラムの一部になっているという好ましいプロジェクト。なので実際はフェニーチェの第2劇場にあたるマリブラン劇場(Teatro Malibran)を使っていることと、規模を限定するために、オーケストラも登場人物も少ないバロック・オペラを扱うことが多くて、こういうめずらしい演目に出会えるのもまた、このプロジェクトの楽しみの1つ。



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ロッシーニの「絹のはしご(La scala di seta)」も、もちろん初めて聴いた。
ジュリアは後見人ドルモントに隠れて、ドルヴィルと秘密の結婚をしている。ブランザックという男が、ジュリアにしつこく言い寄ってくるのだが、ジュリアのいとこ、ルチッラは彼に惚れている。そこでジュリアは一計を画して、ブランザックの気をルチッラの方へ・・・。
ま、結局のところ、最後は「愛にまさるものはなし」と合唱して、みんなめでたし、めでたし・・・なのだが、なにしろタイトルの「絹のはしご」は何かと思いきや、ドルヴィルがジュリアにこっそり会いにくるために使ったのが、窓から垂らした「絹のはしご」だというのだからすごい。そしてドルモントの突然の登場に、こそこそとカーテンの陰に隠れたりして、いかにも間男っぽい。もっともこのドラマでは、「隠れる」というのがポイントで、召使いのジェルマーノからジュリアにいたるまで、みんな次々に「隠れる」ものだから、ちょっとわかりづらい。

初演は1812年、今は無き、ヴェネツィアのサン・モイゼ劇場だったらしい。

余談だが、帰宅してTVをつけたら、モーツァルトのコジ・ファン・トゥッテ(フェッラーラ市立劇場、録画)をやっていた。そういえば、この男女2組4人のドタバタっていうのが当時のオペラ喜劇の基本だったのだろうか?

La scala di seta(絹のはしご)
Dormont David Ferri Durà
Giulia Ilina Dubrovskaya
Lucilla Paola Gardina
Dorvil Giogio Misseri
Blansac Claudio Levantino
指揮 Alessandro De Marchi
監督 Bepi Morassi
舞台、衣装、照明 ヴェネツィア美術院舞台美術科
http://www.teatrolafenice.it/site/index.php?pag=21&spettacolo=402

23 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-24 07:40 | 聞く・聴く
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