ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

ローマで今話題の!? トラピッツィーノ

a0091348_23213289.jpg


ローマの、ふだんから地元の若者たちがいっぱい集まるポンテ・ミルミヴォ広場で、すてきなお店を紹介していただいた。
「トラピッツィーノ(Trapizzino)」。イタリア語でサンドイッチを意味するトラメッツィーノ(tramezzino)と、イタリアを代表する庶民フード、ピッツァ(pizza)を合わせた造語で、完全にこのお店のオリジナル。
名前がオリジナルなら、中身もオリジナル。



a0091348_23211116.jpg


カウンターにはいくつかお鍋が並んでいて、それを、三角形に切った、ピタパンのようなものに入れてもらう。お鍋に入っているのは、ミートボールの煮込みや、青菜の煮込み、茄子のパルミジャーノ(グラタンみたいなもの)、シチュー、などなど、つまりすべて煮込み料理で、この日は豚の首、なんていうのも!

a0091348_232119100.jpg


いずれも、もともとはローマ庶民の家庭料理だったもの、それを、食べやすいように軽めの(つまり現代風の)味付けにして、これまたローマの典型的庶民のおやつ(?)、ピッツァ・ビアンカ(白ピザ)にはさんでみた、というわけ。
(ここまですべて、ご案内いただいた地元S氏の解説のウケウリ。)

a0091348_232116100.jpg


そしてこれが、なんとも、とってもおいしい。

周りの皮は外側がぱりっとして中がもっちもち。(いかにも日本人好みのタイプなのがまたニクイ。)

そもそも、汁物をパン系のものに挟むというのが、イタリアでは今までほとんどなかったけれど、この三角形のピッツァ・ビアンカは、折り紙のように折った紙のケースにぴたっとはまっていて、こぼれたり、漏れたり、がほとんどなく、なかなかうまくできている。

明るい店内も、勝手に持ち出して陣取って食べられる外のテーブルも、なにげにおしゃれで、ちょっとローマじゃないみたい。(失礼。でも実際、店舗デザインとしては、ミラノにあっても驚かない。)

a0091348_23212576.jpg


(雨&夜で、写真、まっくらですが・・・)

おいしいイタリア、でもとくにファストフード的なものでいうと、実はヴァリエーションがほとんどない。まず、パニーノ(panino、イタリア風サンドイッチ)。具はハムかサラミとチーズ、それにトマトや焼き茄子、アーティチョークなどの野菜があるかないか。確かに、ハム、サラミ、チーズに関しては地方によって違うし、その種類は無数にあるけれど、パンとハムとチーズというイタリア基本色そのもの。
あるいは切り売りのピッツァ、フォカッチャなど、いずれも粉ものに、ハム、チーズ、と、本質的にはあまり変わらない。
もちろん、シチリアには偉大なるアランチーノ(ナ、ライスコロッケ)や、おかずパンがあるし、ヴェネツィアは立ち飲み屋のおつまみ(たいがいお昼前から食べられる)もあれば、トラメッツィーノ(いわゆるサンドイッチパンのサンドイッチ)は種類が豊富なのが自慢。あるいはフィレンツェの市場などで臓物の煮込みをパンにはさんで出していたりするけど、どちらかというとやや特殊な部類にあたるだろう。

a0091348_23205875.jpg


軽食やおやつ代わりとはいえ、ほかほかの汁物入りファストフードは、胃にやさしく、体もあたたまって、ほっとする。そして、根本的には「サンド」だけど、ふつうのパニーノやサンドイッチとちがって、パサパサしないので喉がかわきづらい。

・・・といいつつ、ビールはもちろん、この「トラピッツィーノ」、なんと、シャンパンにも合うんですよ、ということで、おいしいシャンパンもグラスで、格安で出しているのがまた粋!なのだが。

やはり最近、注目のエリア、テスタッチョに1号店があるらしく、こちらは2号店。
これが完全に、地元ローマの若者のアイディアと経営と聞いて、なんだかよけいに嬉しい。ローマっ子、なかなかやるでないの!

日本でも受けそうだけど、これはやっぱり、ローマでいただくのがやっぱりよりおいしいかも。
ローマの元気をいただきに、次回のローマ滞在でも、また行っちゃおうっと。

a0091348_23211730.jpg


Trapizzino Ponte Milvio
Piazzale Ponte MIlvio 13
www.trapizzino.it

a0091348_23214178.jpg


4 marzo 2014
[PR]
by fumieve | 2014-03-04 23:27 | ほかのイタリア
<< カルネヴァーレ2014は、アッ... イタリアン・デザイン、国鉄・・... >>