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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ヴェネツィアで観るオリンピック・メダリストたち

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ヴェネツィア本島内、サン・マルコ広場から歩いて10分もしないところにある、だが、広場やリアルト橋などの観光地の喧噪からはほど遠い、ちょっと意外なところに隠された普通の体育館で毎年この時期、フェンシング男子フルーレの国際大会が開催されている。

15日(土)に予選、16日(日)はベスト64からのトーナメントで決勝まで。
諸用を済ませて体育館にかけつけたとちょうど、藤野大樹選手が韓国のKim Hyogon選手を1点差で破ってベスト16進出を決めるところだった。



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ベスト8をかけて、日本の太田雄貴選手は、イタリアのカッサラ選手と対戦。私にとってもこの大会を初めて観戦にきて以来おなじみの両選手、最初は太田選手がリードしていたものの、途中で逆転され15/12で太田選手が敗退。

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また、 フランスのLefort Enzo とあたった藤野選手も、残念ながらこのステージで破れると、ワタクシ大ファンのイタリア、アンドレア・バルディーニ選手も韓国のKwak Junhyuk選手に1点差で破れてしまい、(応援する)目的をすっかり失いしばし呆然・・・。

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こうして何回か観戦にきて、間にロンドン・オリンピックのTV観戦も含めて、今さらながらあらためて気づくのは、世界のトップ・レベルで戦う選手たちは、オリンピックという舞台で初めてその相手と出会うわけではないということ。実際には一年に何度も何度も、場合によってはほぼ毎週のように、自分と同じ、あるいはほんの少し上のレベルの選手たちと、戦っている。
その間に練習を重ね、相手の研究をし、挑戦し、あるいは受けて立つ。ウィンター・スポーツもそうだが、テニスなど、個人競技の場合はたいてい同じだろう。世界各地で開催される大会を転戦し、移動も考えればその間の調整時間はごくわずか。(ほんと、いったいいつ練習するんだろう?)その中でお互いに切磋琢磨し、フェンシングで言うならばまさに文字通り剣を交える。

オリンピックという4年に1度の舞台で表に出てくるものは、ほんのその一角に過ぎず、また、だからこそその4年に1度の舞台で実力以上を発揮し、運にも恵まれ、その場を制するのはただごとではない。
そして、ロンドン・オリンピック団体決勝で惜しくもイタリアに敗れ銀を獲得した、太田、千田、三宅、淡路選手のほかにも、この日ベスト16に残った藤野選手のように、ロンドン・オリンピックには出られなかったが、同じレベルで戦う選手が何人もいて、お互いに切磋琢磨しているのがまた、今の日本の強さなのだろう。
「団体」とはいえ、しょせんは個人対個人の競技には、チーム競技とはまた違った厳しさと面白さがある。(そういえば、2010年はヴェネツィアの大会も「団体」があったが、今回はなくなっていた。)

国際大会とはいえ、多くのオリンピック・メダリストたち含む選手たちも、地元の観客も、ばらばらと入り交じって座っている、のんびりした会場で観戦するスポーツもまた、楽し。

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(日本もイタリアも負けちゃって最後まで観なかったが、サイトによると、優勝は中国の、Ma Jinfei、藤野選手を破ったフランスのLefort 選手が準優勝。)

Coppa Città di Venezia
Coppa del Mondo di Fioretto Maschile
15-16 marzo 2014
http://www.coppacittadivenezia.it/

16 mar 2014
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by fumieve | 2014-03-17 21:03 | 観るスポーツ
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