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ヴェネツィア ときどき イタリア

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朗読のその場所は・・・リアルトリブリ

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夕方の1杯も、外飲みが気持ちのいい季節になった。

1日の疲れをまるで感じていないかのように、いや、まさに疲れを癒すために、ヴェネツィアの人々はなぜか、夕方こうして、立って1杯飲む。友人や同僚、ご近所の顔なじみと、べらべらしゃべりながら。
それが居酒屋の中だったり、外だったり、そしてこうして春から夏にかけては、そんな立ち飲みの場を増やすかのような、ちょっとしたイベントも増えてくる。

リアルトリブリ(リアルト、本)は、作家さんによる朗読を、1杯引っ掛けながら味わおう、というもので、場所はリアルトの魚市場。3月16日から4月末まで、毎週日曜日の夕暮れどきに開催されている。
いつもはお魚が売られているその場所に、ソファが突然置かれているだけでもかなりシュールだが、そこに作家さんと、伴奏のギタリストさんが腰掛けているのはなかなか印象的。




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今日の本は、
Massimo Cuomo氏の
Piccola osteria senza nome(名前のない居酒屋)
Una storia d’amore e d’amicizia nel Nordest(北東部の、愛と友情の物語)

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同作家さんの本が、もちろんその場で購入できるほか、そこでグラス・ワインを飲めるようになっているのだが、それもどうやら、内容に合わせてなのか、週代わりらしい。本日のワインは、
Refosco dal Peduncolo Rosso e Tocai Friulano - Castello di Arcano
で、赤、白とも1杯2ユーロ。

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それにしても彼ら、朗読が好きだな、と思う。
これまでに紹介してきた、「ことばの家」といい、「誌節の部屋」(そのつづき)といい、それぞれテーマも趣旨も違うけれど、文学作品を音で楽しむ、という意味では一緒。
まあ、通常ならば本屋さんの中や店頭で行なうイベントなのかもしれないが、わずかに魚臭い、でも広くて屋根付きのこの場所でやっているのは、町の中の本屋さんにそれだけのスペースがないヴェネツィアならでは。 苦肉の策がかえってヴェネツィアらしさとなっている。

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そしてこのイベントのもう1つの主役は、ワイン。
作家本人の声を聞きながら、のんびりとグラスを傾ける。

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・・・と、なんだかんだと理由をつけて、なんだか毎晩飲んでいる気がする・・・。

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RIALTOLIBRI
rassegna di libri, vini e incontri con scrittori
16 mar - 27 apr 2014
www.rialtolibri.it

6 apr 2014
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by fumieve | 2014-04-07 15:31 | 聞く・聴く
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