ジーンズに普段着でふらっと入ってしまって、そんな格好できたことを後悔してしまいそうな、きちんとしたクロスのかかったレストラン。
次々とまわりのテーブルにつくイタリア人も皆、いかにも、ちょっとおしゃれしてきました、という人々ばかり。
「つきだし」のミニ・トースト。
白アスパラと、たまごのフライ。
羊の、ピスタチオつきカリカリ焼き。
そして・・・
地元、ノニーノ社のグラッパをふんだんにかけたチョコレート爆弾。
こちらはパンナコッタ。
どれも、見た目を裏切らずにとってもおいしかったのだが、何よりも、一見、気後れしそうな雰囲気ながら、つかず離れず、慇懃でもなく押しつけがましくもない絶妙なサーヴィスがまた、心地よい時間と空間を提供してくれていたことも大きい。
ウディネという北東の地方都市の、底力を実感した、というとちょっと大げさか。
でも、見た目ほど高くもないし、ぜひともまた行きたいお店。
Vitello d'oro
Via E. Valvason,n. 4 Udine
Tel. 0432 508982
http://www.vitellodoro.com/
2 maggio 2014