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再現「外科医の家」、リミニ市立博物館

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リミニの、フェッラーリ広場の床モザイクの邸宅が「外科医の家」と名付けられたのは、まさにその、外科医道具がたくさん発掘されているため。
広場のすぐ近くにある市立博物館の中に、それらの発掘品とともに、この「外科医の家」の一部、2室が再現されている。



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博物館そのものの建物の大きさの限界のためか、実物より若干小さめに作られているらしいのだが、オルフェウスのモザイクのある第1室は、外来診察室。もちろん、ここでは床モザイクはコピー、壁や柱、家具も再現品だが、デスクや棚に並ぶ道具は3世紀に実際に使われていたというホンモノ。
はさみやピンセット、ナイフのようなもののほか、薬剤を作ったり保管したりするために使われた道具やガラス容器などもある。

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第2室は、病室。といっても長期入院用ではなく、日帰り用というので、これも診察室の1つといったほうがいいだろうか。

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(ちょっとしたおしゃれなホテルみたい
・・・)

その続きの部屋に展示されているのは、診察室、クビクルム(cubiculm、寝室・・・この場合病室?)、トリクリニウム(triclinium、ダイニング)、廊下や上階から出てきたもの。

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(お金も・・・)

中でも、個人的なお気に入りは、これは外科医とは直接関係ない(と思う)が、このトリクリニウムから出てきたという、「魚のパネル」。

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1つ1つの色は極薄の板でできていて反ってしまっているためと、おそらくガラスケースの反射のせいもあって、なんだか紙に水彩絵の具で描いたもののように見えてしまうのだが、これが多色ガラスによる一種のモザイクというか象嵌。確かに、縁の部分などは、よく見ればいわゆるムッリーネの技法を使っているのがわかるのだが・・・壁なのか床なのか、あるいは家具を飾っていたものらしい。
リアルな表現力といい、微妙な色合いといい、絶品。

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フェッラーリ広場の発掘現場(床モザイク)と、こちらの博物館は共通入場券になっており、どちらを先に見学することもできる。

この博物館、もちろんまだまだ、見どころあり。(続く)

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Museo della città, Rimini
http://www.museicomunalirimini.it/musei/museo_citta/

8 maggio 2014
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by fumieve | 2014-05-08 16:12 | ほかのイタリア
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