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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ある晴れた日に

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ヴェネツィア、サン・マルコ広場の鐘楼。



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高さ約100m、もともとは16世紀に建てられたものだが、1902年7月14日に突然、崩れ落ちた。
今年の7月14日、FBにたくさん写真が出回っていたので、便乗してここでも当日紹介しようと思ったのだが、遅くなってしまった。その写真をそのまま拝借、何度見ても、それはもうものすごい衝撃だっただろうと想像する。

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当時のヴェネツィア市議会は、「あった場所に、あったように」再建することを決定、1912に現在のものが建った。その後も21世紀に入ってから、基礎に問題があるということで、補強工事をしたりしていたが、現在はなんとか、しっかり立っている。

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足元のロッジャ(アーケード)部分は、16世紀、ヴェネツィア・ルネサンス時代に活躍する建築家ヤコポ・サンソヴィーノの設計。17世紀に台座と欄干がつけられたが、1902年
崩壊後、オリジナルの破片を集めて再生された。

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(Touring Club Italiano, “Venezia e il Veneto”より)

鐘楼崩壊時とその再建にあたり、ヴェネツィアの人々が特に心を砕いたのは、ここに置かれていたサンソヴィーノによる「聖母子と聖ヨハネ」。テラコッタに金彩というもろい素材が災いして、見るも無惨に粉砕した。その1400以上もの破片を集めて、のちに修復、再生されたが、母子の向かって右側に腰掛けていた聖ヨハネのほうはとうとう再生しきれなかったという。
やはりサンソヴィーノによる、現在もロッジャに並ぶ4つの像(ミネルヴァ、アポロ、メルクリウス、平和)はブロンズ製にも関わらず、聖母子と聖ヨハネがテラコッタであった理由は、資料不足でわかっておらず、ブロンズで製作する前のプロトタイプだった可能性もあるらしい。

この聖母子像は、現在、サン・マルコ大聖堂の中、2階にあるサン・マルコ美術館で保管、展示されている。
(聖母子像のみ、画像をhttp://home.giandri.altervista.org/から拝借)

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29 lug 2014
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by fumieve | 2014-07-30 01:24 | ヴェネツィア
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