20世紀後半、「北欧デザイン」の牽引役となった椅子デザイナー、ハンス・J・ウェグナー(Hans J. Wegner)は1914年、デンマーク生まれ。生誕100周年を祝い、コペンハーゲンのデザイン博物館(Design Museum)で大回顧展が開催されている。
彼のデスク、模型含め全132点。
18世紀の椅子など、博物館所蔵の古い椅子から始まり、ウェグナー・ワールドへ。
椅子、と一言で言っても、事務机用の椅子、テーブル用の椅子、ベンチにソファ、子ども用の椅子やリゾート用の椅子とさまざま。そんな椅子が130点も展示されている様子は壮観。
ちなみに、赤いカーペットの上に乗っているのは、ウェグナー以外の手によるもの。全体の流れを壊さずに、それでいて遠目からもさっと区別がつくようになっているのはいいアイディア。
そして特に素晴らしいのは、実際に座ってみることができること。
もちろん全点ではなく、展示台に乗っているものはNG、座ったり触ったりできるのは床に直接置いてあるもののみなのだが、どれも座り心地抜群で、ついつい長居してしまいそう。
う〜ん、こんなすてきなテーブル&椅子が家にあったらいいな〜。
いや、こちらの方がいいかな?
・・・と、妄想のふくらむ、楽しい企画展だった。
Wegner. just one good chair
Design Museum, Copenhagen
www.designmuseum.dk
21 ago 2014