もう10年くらい前に初めて行ったのは、雑誌「フィガロ」のヴェネツィア特集を見て、だったように思う。
昔からの有名店、だから今さら・・・なのだけど、意外にも変化の激しいヴェネツィアで、ずうっと変わらずおいしい、のは貴重な存在。
こちらアミューズ(つきだし)は、写真どアップだけど、ほんとはフィンガー・サイズ。
お花畑のような魚介のカルパッチョ(写真一番上)もさすがにおいしかったけど、予想以上によかったのがこちら、牛のタルタル。
実はタルタルって、特別好きなほうでもないので、ふだん自分で頼むことはほとんどないのだが、これは周りのさくさくポテトとお肉の組み合わせが絶妙、もちろんお肉自体もいいお味。
とっても繊細な、くもがにのタリオリーニ(細・平麺)に・・・、
こちらは、巨大ラビオリ、アーティチョーク・ソース。
そして、なすとまぐろの「サンドイッチ」。
デザートのジェラートやソルベ(シャーベット)も、「えっこれが一人前!?」と思いつつ、おいしくって難なくぺろり。
きちんとクロスのかかったテーブルにグラスの並ぶレストラン、だけどこじんまりと家庭的な雰囲気で、食後のカフェもこんな感じで、かわいい。
昼間はたくさんの観光客で賑わう、サン・マルコ湾に面したスキアヴォーニ河岸から1本入ったところ。
Ristorante al Covo
Castello, 3968
(Campiello della Pescaria)
Tel. 041 522 3812
www.ristorantealcovo.com
10 settembre 2014