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ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

1966年11月4日

40年前のこの日、記録的な悪天候がイタリア各地を襲いました。多くの住民に被害をもたらしたばかりか、特に、市内を流れるアルノ川が氾濫し、歴史的地区でも1mから2m近い水をかぶったフィレンツェの例はよく知られている通り。ウフィッツィ美術館やサンタ・クローチェ教会をはじめ、世界的に知られる建造物、美術作品、古文書が直接、損害を受けたこと、そのときに失ったもの、いまだに修復中のものもあること。
イタリア国内でも、フィレンツェの悲劇については写真や映像がたくさん出回っているし、特に毎年この時期になると、繰り返し語られてきました。

が、この日、被害を受けたのはフィレンツェだけではありませんでした。
大雨とシロッコ(南風)により、ヴェネツィアでも2m前後の水位を記録することになったのです。ヴェネツィアにとっての悲劇は「ああ、いつものアックア・アルタでしょ」と片付けられてしまうこと。確かに、水位1mくらいは「よくあること」だし、ある程度まではそれなりの防御体制もできています。それでも、2mというのはヴェネツィアにとっても非常事態でした。インフラ設備なども損害を受けて文字通り「孤立」し、そのときに「ヴェネツィアで何がおきているか」が知られずにいた、ということもあったそうです。

その悲劇から40周年にあたる今年は、ヴェネツィアでも、写真展や関連の書籍出版、新たな科学的検証など、多くのイヴェントが企画されています。

4 novembre 2006
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by fumieve | 2006-11-05 18:07 | ヴェネツィア
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