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ヴェネツィア ときどき イタリア

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アメリカ現代音楽

Americana1 da Cage a Reich
アメリカン1 CageからReichまで

Gruppo di Musica contemporanea Steffani
(ステッファニ現代音楽グループ)
ステッファニ現代音楽グループは、カステルフランコ・ヴェネト市のアゴスティーノ・ステッファニ音楽院によるプロジェクトから生まれた。同学院専門科コース生、およびその修了生によって構成されている。
Anna Fortis フルート
Francesco Socal クラリネット
Giovanni De Cecco ピアノ
Muricio Gonzàlez, Rodrigo Herrera, Josuè Guitièrrez, Alberto Spada ギター
Alberto Bianco, Stefano Funes, Francesca Ravazzolo, Marco Cinque パーカッション
Baruo Curtolo サウンド
Bernardino Beggio コーディネート


友人の参加するコンサートがあったので、聴きに行きました。未知の世界なため細かい評価をするのは避けますが、自分のメモがわりに、以下、簡単に紹介を。

Steve Reich Music for pieces of wood
違う音色、音程の「拍子木」を持った5人による演奏。作曲家がほんとに「拍子木」を意識したのかどうか、日本の祭囃子や能楽を思い起こさせた。打楽器らしく硬くリズムを刻む前半から、いつのまにかメロディーが流れるようになっていく。難点は、少し長すぎること。半分くらいに縮めても十分かも。

John CageAmores
Per pianoforte preparato e 3 percussionisti
I-II-III-IV
ピアノが実は分類上は「打楽器」だったと思い起こさせる作品。半・打楽器と化したピアノと、静かに音階を奏でるタイコ(ティンパニー)との交互の演奏は、両者の間の適度な緊張感が心地よい。

Leo BrowerLa ciudad de la mil cuerdas
Cuban landscape with rain
Per 3 chitarre
20世紀の初め、美術が音楽に習って抽象化したのだとすると、音楽は、再び「具象」に戻ったらしい。パラパラと降り始める小雨、風、ざあざあと音を立てる激しい雨・・・キューバの美しい風景画を見ているかのよう。

Lou HarrisonFirsto Concerto
Per flauto e percussioni
I – Earnest, fresh end fastich
II – Slow and poignant
III – Strong, swinging and fastish
(なんとなく呆然と聞き過ごしてしまった・・・)

John CageSuite for toy piano
面白い?たぶん。が、それ以上の何ものでもないかも。

Astosh PiazzollaLa Evasion
La meurte del angel
Per tre chitarre
元々、弦楽用に作られた曲を、アレンジしたとのこと。

Steve ReichNew York Counterpoint
Clarinetto solista e nastro magnetico (elaborato da Paolo Zavagna)
生の演奏と、録音した音との、自己多重奏。後も先も自分の音に囲まれているというのは、私なら頭がおかしくなりそうだが、聞いている分には面白い。エコーなのかと思ったら、音声が先に出てくることもあって、どうやら予め綿密に準備(録音)してあったらしい。お疲れさまです。

William SchinstineScherzo without instruments
Per quattro percussionisti
楽器なしのスケルツォ(冗談)のタイトル通り、手、膝、腕、指を使っての「演奏」。学校とか幼稚園で習うゲームのよう・・・

Tom Johnson3 Rational Melodies
Per gruppo di musicisti
参加者全員によるユニゾン。

18 novembre 2006
by fumieve | 2006-11-19 08:48 | 聞く・聴く
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