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ヴェネツィア ときどき イタリア

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放火犯、メキシコでバカンス?

Piromane, vacanza in Messico

今週の火曜日、メキシコで、1人のヴェネツィア人が逮捕された。エンリコ・カレッラ、37歳。

1996年1月29日。ヴェネツィアのフェニーチェ劇場は火に包まれ、完全な廃墟と化した。原因は放火。中のあたっていた電気技師が、工事の遅れのペナルティを免れるために、火をつけた。容疑者のうち、残る最後の1人が、このカレッラだった。
2003年、フェニーチェ劇場が再建・再開を祝う数カ月前に、最高裁で実刑7年の判決が出る直前に、カレッラは突然、消息を絶つ。家族や親しい友人、銀行口座などがずっと警察の監視下におかれていたものの、手がかりはほとんどないに等しかった。その間に、カレッラはロンドンからメキシコに渡っていた。リゾート地カンクンで、オーシャン・ビューの家を購入。偽名を使い、すみかを転々としながら、ちゃっかりと現地で彼女もつくり、電気技師として「新たな人生」を送っていたらしい。
が、結局、足が着いたのは、息子に会いたいがためにパスポートを新たに申請した母親。(ああ、イタリア!!!)もう1人は、長電話と高価なプレゼントが疑われた彼女。(これが現地の彼女なのか、ヴェネツィアにも彼女がいたということなのか、この記事だけからは不明。)
ご本人、とうとうお縄がかかったときには、「もう自分のことは忘れられたかと思っていた」とのたもうたらしい・・・。写真を見ると、「極悪犯顔」というよりはいかにもどこにでもいそうな、フツーな顔。「(仕事の遅れは)自分のせいでないのに、罰金を払うのは納得がいかなかった」。(ああ、イタリア!!!)だからって放火していいってもんではなかろうに・・・。
なぜだかさっぱりわからないけど、恩赦によって刑もだいぶ軽減される見込みとか。(ああ、イタリア!!!!!)恩赦って???まあ、息子をこよなく愛するマンマをはじめ、、証言者、弁護士と周り中から暖かい手を差し伸べられて、うまいことやってくってことなんだろうな、きっと。
(そして弁護士費用の負担もどうせマンマに違いない・・・ああ・・・)

(Corriere della Sera 3月2日付け、p.23及びヴェネト版p.5を参照しました。)
最近、新聞ネタが続いてますが・・・案外日本で報道されていなくて、興味のある方もあるのではないかという事件がたまたま続いたので・・・。

2 marzo 2007
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by fumieve | 2007-03-03 08:54 | ヴェネツィア
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