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ヴェネツィア ときどき イタリア

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選択の自由

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Libertà di scelta

日本では、40代の(リッチな)女性をターゲットにした雑誌の創刊ブームだとか。イタリアでは、うーん、ありませんね~そんな細やかなターゲット設定は。女性用の雑誌といえば、たぶん1番売れているのは、写真中心のゴシップ系数誌?
そしてファッションの専門雑誌といえば、マリ・クレールとかヴォーグとか、大手はそういえばみんな、外国製(もちろんイタリア版ですが)。この辺りは、ある意味対象年齢不詳、というべきか、幅広い、というべきか。若い子向けなのは、Amica(アミーカ)ぐらいでしょうか?もっとも、どれもこちらへ来てから買ったことないし、なのでよくよく観察したこともないのですが。
写真は、日刊紙コリエレ・デッラ・セーラ紙に毎週土曜日ついてくる(というか、強制的に買わされる)、io donnaの1ページ。この雑誌も、もちろん対象年齢不詳。新聞についてくるぐらいだから、まあティーンエイジャー向けでもないけど、ファッション・ページはかなり若作りだったり。

で、以前、似たような服装を予算の違でどのように実現するか、の比較ページを紹介したのですが(2006年12月17日付けブログ参照)、同じコーナーの中に、似たような違うページがもう1つあったのを発見しました。毎週、パラパラっと見てはそのまま処分しているので、これも毎週あるページなのか、たまたま今週だけあったのは不明。

Libertà di scelta(選択の自由)というこのページは、同じ予算なら何を買うか、という比較。

上は、MCM社のバッグ、本皮、ロゴ入り、395ユーロ。

下は、綿トレンチ(Conbipel)79.70ユーロ
ポリステルの黒ワンピース(Coin) 75ユーロ
サングラス(Accessorize)18.90ユーロ
(エコ皮?の)バッグ(Etam)24.90ユーロ
プリント綿、台形型ワンピース(Mango)42.90ユーロ
皮靴(Janet&Janet)155ユーロで、合計396ユーロ

なるほど、同じ400ユーロ未満で、一方はブランドのバッグ1個、一方は上から下まですっかりコーディネイトできてしまう、というわけです。今の私ならやっぱり、下のセットかな・・・まあ、たまたまバッグは全然私の好みでないし。でもたぶん、ほとんどのイタリア人も下なんじゃないかと思います。特に下の組み合わせは、こうやって見ると安めとはいえ、どれも一応、全国展開のメーカー。まあ確かに、手頃な料金で流行のものを大量に売ってる、品質もそれなり、というイメージのお店なのですが・・・。

それにしてもこんな特集、日本でやったらどちら側からも抗議が来そうだと思うのですが、いかがでしょう?

10 marzo 2007
by fumieve | 2007-03-11 09:02 | Shopping!
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