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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ヴィッラ・デステ、ティヴォリ

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Villa d’Este, Tivoli
ローマから約30km、なだらかな丘陵地帯を延々と走り抜けた後、ぐるぐると坂道を小高い丘の上に上ったところにこの「ヴィッラ・デステ」がある。
ティヴォリは、その地域に鉱泉があること、水の豊かなこと、交通の要所であることに加えその景観の美しさのため、太古の昔より文人をはじめ多くの人々を魅了してきたという。丘のふもとにある、ローマ皇帝ハドリアヌスの別荘(Villa adriana)、この丘の上にあるエステ家の別荘Villa d’Esteなどが、特に知られている。

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元々、ベネディクト修道会の建物だったところを、1550年、この地の統治者に選ばれた枢機卿、フェッラーラ出身のイッポーリト・デステがその居住地として全面的に改修・改装を指示する。
フレスコで彩られたルネサンス様式の館も美しいが、やはり圧巻はその庭園。丘の上に建つ館の窓やバルコニーからは、その庭園を含む眺望を見下ろす格好になっている。自然の地形を生かした庭園は、濃い緑の下、灼熱の太陽を避けながら歩いてみるとかなりの勾配がある。そして大小さまざまな噴水。巨大な滝のようなもの、一列に並んで緑の中から水が落ちているもの、洞窟の中のくじゃく型のもの・・・。めまいがするほどの暑さの中、噴水に近づくと、ふっと涼しくなる。これぞ自然の冷却装置、見た目だけでなく、実用にかなっているということだろう。
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巨大な木の茂る広い庭園は迷宮のようだが、下のぶどう棚からふと上を見上げると、屋敷が一直線上に見えている。規模は違うが、日本と同様、「借景」を生かすのがイタリア式庭園の特徴。上からみても、下から見ても眺望を楽しめる、それどころか、庭園内、ちょっと歩くとその度に目の前に広がる表情が変わるのは見事としか言いようがない。

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行くのに苦労したが、それだけの甲斐があった。

29 giu 2007

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追記:今日6月29日はローマの祝日にあたるため、市内はお休みのところが多いだろうと郊外に出ることにしたのだが、地下鉄Ponte Mammolo駅から出る中距離バスCotralは、座れないどころか通勤電車のようにぎっしりだった。おまけに連休になったこともあって道路が大渋滞。海に向かう道ならともかく、そうではないのに、ローマからティヴォリへはともかく1本道のため、混むときはどうやらこうなってしまうらしい。早ければ40分ほどのところ、到着までに2時間以上もかかってしまった。
ハドリアヌス帝の別荘(Villa adriano)にも行くつもりにしていたのだが、思っていたよりもその2カ所の場所が遠く(歩いてはいけない距離)、また帰りのローマ行きのバスでも大混雑・大渋滞にはまるのを怖れて、今回はエステ家の別荘で十分満足して帰ってきてしまった。どうしても2つ行きたい場合は、よほど朝早く出るなどする必要があるだろう。
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by fumieve | 2007-06-30 07:25 | ほかのイタリア
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