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ヴェネツィア ときどき イタリア

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花火 "foghi"

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ヴェネツィアの人が、1年で1番楽しみにしているんじゃないか、というのがこの日。明日、7月の第3日曜日がレデントーレの祭日で、その前夜に行われる花火。
(レデントーレなど詳細は、昨年のブログ、7月16日付け参照。)

花火を打ち上げるのは、サンマルコ広場側から見て、対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ島、その脇に細長く延びるジュデッカ島の間の地点。
なにしろものすごい人出の中、どこで見るのが1番いいのか、何年か試行錯誤を重ねた上に、ここ数年はジュデッカ島に渡り、サンマルコ広場を向こう岸に見る形で花火を待つのが慣例になっていたのだが、今年は予定変更。友人ご夫妻の好意に甘えて、初めて、船上からの鑑賞となった。
舟を横付けできる広場で夜8時半に待ち合わせて、乗り込む。昼間は頭がクラクラするほどの暑さだったが、風が涼しくて気持ちのいい夕べ。うーーーん、絶好の花火日和!と気分も盛り上がる。運河を通っていくのは、ふだん地上を歩いていくのとまた全然違う風景で、あれ?と思っているうちに大運河へ出た。おおおーーー既にたくさんの舟が並んでいる!!!
たいして広くもない大運河、混乱を避けるために、モーターボートと、手漕ぎの舟の停泊エリアが分けてあるのだそう。もちろん、手漕ぎ優先で、こちらは花火を打ち上げる目の前の特等席。警官のパトロール船がずっと巡回しているので、モーター船は、入り込もうと思ってもすぐに追い出されてしまう。そこで、ふだんは、実務用にモーターがつけてある舟でも、会場近くでさっとモーターを止め、最後の数百メートルは櫂でこぎながらやってくる、というつわものも。
手漕ぎエリアはほとんどヴェネツィアの人ばかり。なんとなく知り合いの舟を見つけて隣に並ぶ。ずらっと並んで、左右、縄で軽く縛る。転覆防止というよりは、流れていかないように、というところだろうか。
さて、ここからが大変。花火開始の23.30までまだ2時間半。そこで大ピクニックが始まる。まずはとりあえずの1杯から、そして、次から次へと出てくる出てくる・・・野菜入りクスクス、いわしのヴェネツィア風や、ヴェネツィア風かたつむり・・・といった、おつまみ類、そしてパスタや、パンをトマトとにんにくとバジリコに浸したもの。もちろん、デザート、果物も忘れずに。それが、左右、1つお隣りさんのみならずもっと遠くからも、どんどこお皿が回ってくる。私たちの舟には、友人が用意してくれた、生ハムやメロンのほかに、おにぎりもあり。
それぞれの舟で、自分たちの人数分だけでなくて、最初からそうやっておすそ分けの分も考えて用意してあるから、すべてがバケツ1杯、あるいは見たこともないような巨大なタッパー、すいかなら特大まるまる1個、桃は出荷時の箱ごと・・・。
飲めや歌えや、花火の時間まで他にやることがないから、なんだか勧められるがままにどんどん食べてしまう。

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ドドーン、と開始を知らせる花火がようやく上がって、そこからは矢継ぎ早。大きい花火は空いっぱいに広がって、それはそれはきれいだけど、こうして船上から見ていると、圧倒的に打ち上げるその時点からみせる「水上花火」が多い。
毎年45分だった打ち上げ時間が、今年は32分に縮小された。うわーとか、言っている間に終了もあっという間。短縮した分、密度の濃い演出をする、とのことだったが、やっぱり、これだけ待ってわずか30分は少々短すぎた。
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来年は45分に戻してくれるといいが・・・。

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14 lug 2007
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by fumieve | 2007-07-15 22:47 | ヴェネツィア
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