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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ウディネのフリッコ

オステリア・アッラ・ギアッチャイア

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Osteria Alla Ghiacciaia
Via Zanon 13, Udine
Tel. 0432 502471
月曜定休

書ききれなかった、ウディネ「おいしい」情報追加。

ここにたどりつくのに、どんなに探したか、私の激しい方向音痴ぶりと、食べ物への執着心を、個人的によく知る人でないときっとわかってもらえないと思う。以前来たときに、地元の人がさらっと案内してくれたこの店、あれはもう3年近く前のことだからもしかしたら無くなっているかもしれない。いやたとえあっても、地元の人でにぎわう店だからこそ、休日は閉まっている可能性もあり。でも確か、大きい広場から、ちょこっと1本入ったところだった、とお店の名前もわからず、それだけを頼りに。広場はきっと、マッテオッティだったと見当をつけたものの、そこから全部の道を入ってみて、みつからなくてあきらめて、もう普通のバールでパニーノでも食べよう・・・とすごすごと戻ろうとしていたところ、蔦の垂れ下がる美しい壁、その向こうに運河に張り出したテラスを発見。こんなところに、こんなしゃれたお店が・・・あ!!!ここ!!!!!

オステリア(osteria、居酒屋)らしい、素朴で暖かい店内。祝日の午後2時前、もちろんいっぱい。もう絶対にここで食べたかったので、カウンターにへばりついて「待つ」と言うと、すぐ近くに1人で座っていたおばあさんが、相席をすすめてくれた。(イタリアはふつう、相席しないので、たとえば混んでいる店に1人で行くと、4人用のテーブルがあいても座らせてもらえないことが多い。相席はあくまで、お客同士の譲り合いによる。)
ほかに待っている人々を横目に、ありがたく、席につく。こういうところは、まあ1人よりも、しゃべりながら待っているほうが楽しいし。

さて、私がどうしても食べたかったのがFricco(フリッコ)。妙にカタカナ馴染みのいいこのメニュー、フリット(揚げ物)とかフリッタータ(オムレツ)とか、そういう言葉から来ているのかどうか、日本語的には、このウディネ市のあるフリウリ地方からとって、フリッ子、という感じがする。ともかくフリウリ名物で、チーズ(パルミジャーノ)とじゃがいもを練って焼いたもの。メニューを見ると、そのフリッコは、ポレンタ(トウモロコシの粉を練って焼いたもの、こちらは北イタリア一帯の名物)添えだという。
それだけでかなり重そうだが、私としては味覚、見た目的に少々物足りないかも・・・このフリッコはプリモ(パスタ類)扱いかと思いきや、セコンド(メイン)だという。テーブルをともにしたおばあさんが、自分の頼んだパスタが絶対にお勧めだというので、せっかくなのでそれにした。
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ミニ・ペンネのラディッキオ(紫キャベツ)とキノコのソースあえ。
なにしろものすごい量。まあ日本人的に言うと軽く2人前はある。そしてかなりチーズが効いている。相当な重さ(そしてカロリー)だと思ったが、おばあさんの身の上話を聞いているうちに、いつのまにかすっかり平らげてしまった。
そしてお目当てのフリッコ。もちもちっとして、まわりがパリッと焼けている。やっぱりおいしい。ポレンタを上にのせて、よく混ぜて食べろというお勧め通りにする。あれだけ食べたあとなのに、結局こちらもぺろりと食べきった自分に我ながらびっくり。たぶん普通の日本人なら、どちらも、片方だけでも1皿食べきれないだろう・・・。
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ちなみにフリッコは、からっと乾いたタイプのものも食べたことがある。まさに「チーズせんべい」ともいうべきもので、それもおいしい。

半リットルの水、ワインをグラス1杯、最後にコーヒーを1杯飲んで、しめて16ユーロ。ほぼ2食分くらい食べていることを思うとかなり安い。
ほかに、地元のサラミ類、ニョッキや、お肉類もおいしいらしい。ただし、平日は学生も多いらしいし、ともかく混んでいるので、待つのは覚悟で。

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3 novembre 2007
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by fumieve | 2007-11-04 19:00 | 飲む・食べる
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