Bûche de Noël
クリスマス・ケーキ。
イタリアでは、クリスマスに食べるのは、パネットーネかパンドーロ。前者はもともとミラノのお菓子で、パネットーネ菌を使ってふくらませたふわふわの黄色い生地、干しブドウやオレンジ・ピールなどが入ったもの。Pan d’oro、金のパン、が語源と思われる後者はヴェローナが発祥の地。パウンド・ケーキに似た生地で、深いぎざぎざの入った型で焼きあげられたものに粉砂糖をたっぷりかけ、横に切ると大きな星型が現れる。
どちらも今や(おそらく)イタリア全国に工場生産でおおきな箱に入ったものが出回っている。お歳暮というか、「もち代」というか、12月に入ると贈答品にもたくさん使われるもので、つまり保存のきくお菓子。
昨日、出かけた帰りに駅ビルでクリスマス・ケーキを買って帰ろうと思ったら、大本命のお菓子屋さんのものはすでに完売。第二候補のお店でブッシュ・ド・ノエルを買った。
最近はヴェネツィアでも、似たようなケーキを売るところも出てきたが、それでもこういう生のケーキはまだまだ少数派。日本にいるときは存分に味わおう!
スポンジ&クリームが自慢の店の、ふわふわのチョコレート・スポンジ(イタリアに存在しないのでは?)に、軽めのチョコレート・クリーム。う~~~ん、やっぱりおいしい!!!
25 dicembre 2007