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ヴェネツィア ときどき イタリア

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カーニバルの楽しみ1・(もちろん)お菓子

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年が明けて、クリスマス休暇が終わるとにわかに町に出回り始めるのが、カルネヴァーレのお菓子。
カルネヴァーレ(carnevale, カーニバル)のお菓子は、イタリア全国津々浦々(と調べたわけではないが)、各地で少しずつ名前や様子が違うが、「揚げ物」が多いことはおそらく共通のように思う。

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ヴェネツィアではなんといっても、まず第1にフリッテッレ(frittelle, これは複数形なので、1つならフリッテッラ)。まん丸に揚げたドーナツのことで、「ヴェネツィア風(Alla veneziana)」なら、生地に干しブドウが入っている単純なもの。お店によっては松の実も入っているところも。たいていのお店には、3種類のフリッテッレがあり、1つはクリーム(crema)、もう1つはザバイヨーネ(zabaione)。見た目はヴェネツィア風と似たまん丸ながら、これらは中が空洞でそこにクリームがた~っぷり詰まっている。「クリーム」は、カスタードにしてはちょっとゆるいし、色が薄いし、・・・と思って実際に作っている友人に聞いたところ、これはカスタードと生クリームを混ぜたもの、なのだそう。カスタード100%だと、味も舌ざわりもボッテリと重くなるのが、なめらかで軽い口当たりにするため、とのこと。なるほど。
ちなみに、イタリア中部、ウンブリア州ペルージャでは、拳骨くらいかなり大きく丸く上げたドーナツの、まわりに蜂蜜を塗ったものがやはりこの時期のお菓子として出回っていた。なにしろ食べるにかなり苦労した覚えがあるけど、あれもおいしかった・・・。

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同じようにまん丸に揚げたもので、カスタニョーレ(castatagnole)もある。これは1口大にさっくり揚げたドーナツ、たいていは生地が固めでころころ、さくさくした食感が特徴。辞書をひくと、かんしゃく玉という意味のようだが、castagna(カスターニャ、栗)を思わせる単語だし、ちょうどクリぐらいの大きさから少し大きいくらいのもの。ほんとうはクリの粉が入っているべきものなのかもしれない・・・これはまた聞いてみないと。
そして、もう1つがガラーニ(galani)。うすーーーく伸ばした生地をそのままさっと揚げて、粉砂糖をまぶしたもの。軽くっておいしくて、ついつい手が伸びてしまう。エミリア・ロマーニャ州出身の、私の最初のイタリア語の先生は、似たようなものをもう少し細長い形で作って、確か「キアッキエーレ(chiacchiere、おしゃべり、の意)」と呼んでいた。
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まさにどれも揚げ物、その日のうちに売れる分しか作らないから、夕方遅く行くとなくなってしまうことがあるから要注意。

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写真のお店は、サン・ジャコモ・デッロリオ広場(Campo san Giacome dell’Orio)のはじ、カッレ・ラルガ(Calle Larga)にある、Majer。今日行ったら、なんと新作でティラミス(tiramisù)クリーム入りまであった。
バスの発着ターミナルになっているローマ広場(Piazzale Roma)の近くにも系列のパン屋があり、そこでも買える。

14 gennaio 2008
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by fumieve | 2008-01-15 22:21 | 飲む・食べる
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