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ヴェネツィア ときどき イタリア

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過ぎたるは及ばざるがごとし、逆もまたしかり・・・

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秋から冬にかけての、アックア・アルタ(acqua alta、冠水)で知られるヴェネツィアを、今週悩ませたのは、アックア・バッサ(acqua bassa)。つまり、水位が低すぎて、あちこち支障をきたしているとのこと。

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確かに、ずいぶん水が低いな~と思ったのは、ここでも書いていたのだが、TVニュースなどによると、19日の干潮時の潮位が、-72cm, 18日(月)は-80cmまで下がったのだそう。
その後は、毎日少しずつ通常並みに戻りつつあるものの、やはり午後は見た目にもいかにも低い。
原因は、2週間以上にわたる晴天続きに、高気圧(気圧が水を押し下げるので)、そして、満月。2月には比較的起こりやすい現象らしい。
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ちなみに、満潮時の潮位が、+50cmを越えるあたりから、最も低いサンマルコ広場などではうっすらと水がつきはじめ、+100cmを越えると、島内多くの路地に水が出て、歩行などに困難が出る感じ、+120cmを越えるとサンマルコ広場などは完全に湖状態、新聞やテレビのニュースをにぎわすことになる。
その、アックア・アルタの原因となるのは、悪天候、低気圧、アフリカからの南風シロッコ(風がアドリア海の水を北=ヴェネツィアへ向けて押し上げるため)、そして同じく満月。

島ごと、建物ごと水に浸かるアックア・アルタが見るからに問題なのはもちろん、低すぎても、実は問題。建物などが必要以上に水から出ていることにより劣化を引き起こすほか、一部の運河ではゴンドラ、モーターボートなどが通行不可能になる。ただでさえ、網の目のように張り巡らされた運河は一方通行が多いのに、そこで通過できる運河が渋滞(!)するなどの水上の混乱が。
つまり、皮肉なことにアックア・アルタのときと同じことが起きる。

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一方、「バッサ」の珍現象としては、水の上に浮いている水上バス乗り場が異常に低くなっているほか、ゴンドラや水上タクシー、運送用のモーターボートなどに、乗り降りする階段が足りなくなったりするところも。

満月も過ぎ、お天気は何やら、少しずつ下り坂のようで、これ以上悪化することはなさそうだが・・・。

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21 febbraio 2008
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by fumieve | 2008-02-22 19:53 | ヴェネツィア
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