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ヴェネツィア ときどき イタリア

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予告:イタリア美術館 無料開放の日(3月8日, 25-31日)

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毎日毎日、霧・・・と思っていたが、今日は気温がずいぶん緩んで、霧というよりは靄、という感じになった。



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そういえば、女性にミモザを贈る習慣の3月8日「女性の日」は、気がついたらもう来週。実はいつもこの日にはまだまだ花が開かないミモザの木、今日通りがかったらだいぶ黄色く、花がふくらみ始めていた。

その女性の日、来週8日(金)は、イタリア全国の国立美術館、博物館、モニュメントで、女性は誰でも入場無料にする、と文化省から発表された。
ヴェネツィアなら、アッカデミア美術館(Gallerie dell’Accademia)と、カ・ペーザロの東洋美術館(Museo dell’arte orientale)。ただし、同じカ・ペーザロ内にある現代美術館(Ca’ Pesaro Museo dell’arte moderna)は市立で別なので要注意。同じく、市立のコッレール美術館(Museo Correr)と入口が一緒の、考古学博物館(Museo archeologico)およびマルチャーナ図書館(Biblioteca Marciana)は、いつもはコッレールの入場料を払ってついでに入るような格好になっているが、この日は、チケット売り場で申し出れば、国立部分だけ無料で見せてくれるらしい。
国立は他に、フィレンツェならウフィッツィ、アッカデミア美術館など。ローマでは考古学博物館などのほか、「コロッセオ」などのモニュメントも含まれる。

そんなたった1日だけ、しかも平日では利用できる方は少ないかもしれないが、3月は月末に「文化週間」も予定されている。この期間は、やはり同じ国立の施設がすべて入場料無料になるほか、開館時間延長や、無料見学ガイド、各種講演会やイベントなどが企画されるから、イタリア在住の方はもちろん、その期間にイタリア旅行を予定されている方もぜひ各地の情報などをしっかりチェックして、利用していただきたい。

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ご参考までに、イタリア国内の(国立?)大学の文化財保護科(美術史・考古学・文化人類学など)、建築科、およびアッカデミア(美術院)に在籍する学生は、年齢にかかわらず上記国立の施設がすべて年中無料。通常は学生証の提示でOKだが、フィレンツェでは特に、その年度の登録証または成績手帳(libretto)なども合わせて求められる。また、入場料に追加される、予約料や特別展などはこれに含まれないので、その分は払う必要がある。

ついでに、ヴェネツィア住民は、IDカード(Carta Identità)の提示により、これも年齢に関わらず市立美術館がすべて入場無料になる。前述のカ・ペーザロ、コッレールのほか、パラッツォ・ドゥカーレ(Palazzo Ducale, 総督館)、カ・レッツオーニコ18世紀美術館(Ca’ Rezzonico)、パラッツォ・モチェニーゴ衣装博物館(Palazzo Mocenigo)ムラーノ・ガラス博物館(Museo del Vetro)など。ほかに、Chorusというグループになっている、見学有料の教会、フラーリ大聖堂(Santa Maria Gloriosa dei Frari)や、ジェズアーティ教会(Chiesa dei Gesuati)なども同様。
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これらに該当しない旅行者でも、中学生以下、及び65歳以上、学生・・・など、無料や割引の対象になる場合が多いので、チケットを買う際に、とりあえずいろいろな証明書を出してみる、というのも手かも・・・。ただし、「学生」割引は年齢制限があるところが多い。(が、26歳まで、と書いてあっても、日本人の場合は何げに通ってしまうこともあるので、やはり試してみる価値あり。)
ほかに、最近の大きな展覧会は高い分(?)、イロイロな割引がある。国鉄がスポンサーになっている場合は、当日の電車の切符を見せれば安くなる、というところも。

最近はイタリアでは、美術館などの入場料がずいぶん高くなっているので、工夫して、少しでも多くいろいろ楽しめるようにしたい。

28 febbraio 2008
by fumieve | 2008-02-29 03:02 | 見る・観る
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