人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

虹色の滞在許可証~ヴェネツィア在住者へ、朗報?

Permesso di soggiorno

滞在許可証が、ようやく管轄の警察署に届いていることが警察のウェブ・サイトでわかったので、今日の午後、取りに行った。
これまでのペラペラの紙に代わり、噂に聞いていた、虹色にギラギラと光る電磁式のカード。表は許可証そのものの番号に、氏名と期限、申請日、税務番号、写真に、発行者のサインと自分のサイン(ほとんど消えかかっているが・・・)が入っている。
裏に返すと、クレジット・カードなら黒い帯になっている部分、ここがもう少し太く、マジックミラー並みの銀色で、よく見るとその中に小さく、写真、名前、税務番号、誕生日、性別、出身地、許可証番号。その下の虹色部分にもう一度、誕生日・出身地と性別、さらにその下に、許可証番号、税務番号、出身地に氏名。
見た目にはわからないが、これに指紋情報が入っているはずで、受け取りにもなんと指紋認証が必要だった。

2008年現在、イタリアに長期滞在するための滞在許可証の申請手続きから取得まで、
復習するとこの通り。(カッコ内は、今回私が実行した時期)

① 所定の郵便局で、キットを受け取る。(2007年5月初旬)
② 申請書に必要書類のコピーをつけて、所定の窓口で郵送する。(同5月下旬)
③ 携帯メッセージ、および・または、書留で、管轄警察への召集の日時の案内の受け取り。(同6月)
④ 指定された日に、必要書類原本を持って出頭。案内にあった時間してはまったく無関係なので、いままで通り行列して、早いもの順に窓口へ。(同9月21日、および10月2日)
⑤ さらに数か月後、ようやく出来上がった許可証を、同じ管轄警察で受け取る。(2008年3月12日)引き取りは、水曜15:00-16:00。

④のときに、「できるまで3カ月くらいかかります。こちらからまた連絡がいくかもしれないし、(いかないかもしれないから)3カ月くらいたったら、一応取りにきてみて。」と言われて行ってみたのが、この1月

そのときに、「できているかどうかはウェブ上または電話にて確認可能」と張り紙がしてあった。その電話番号とは、以前からいつ何時かけても(もちろん指定時間内に)、かかったことのない、いつもの番号。そうか、でもウェブで確認できるようになったは画期的・・・と思って早速帰宅してチェックしたら、案の上、そのアドレスを見ても、必要な情報はまったく載っていなかった。・・・やっぱり。前後左右してみても、もちろん、ない。
実は、②~④までの過程は、確かにウェブ上で現在の状態を確認できるようになっていたのだが、④をすぎると、パスワードなど拒否されるようになってしまって、使えない。
「あるといわれても無い」、「やると言っても一向にやらない」というのにすっかり慣れ切っている私は、そこでさっさとあきらめてしまったのだが、翌日、やはりヴェネツィアに住む友人から電話がかかってきた。
「滞在許可証だけど、どうした?」
「あ~ちょうど昨日行ったけど・・・まだだった。」
「ねえ、ウェブでチェックできるようになったの、知ってる?」
「あ~・・・貼り紙は見たけど、実際は出てない」
「それ、見つけたわよ。」
え!なんと彼女は、「あると言うからにはあるはず」と徹底的に検索したらしい。さすが・・・。それで教えてもらったのがこちら:
http://questure.poliziadistato.it/Venezia/articolo-6-659-637-1.htm
ヴェネツィアのクエストゥーラのページなので、ヴェネツィア管轄の人のみ。ページ右端のdocumenti というpdfファイルをあけると、10ページ以上にわたり、延々と数字の並んだ表が出てくる。②のときに、郵便局でもらった控えの「ID」が、assicurataというリストに入っていれば、滞在許可証が無事、届いている、ということ。気の遠くなりそうなリストだが、一応、数字の小さい順に並んでいる。
電話をもらったときには、1月22日付、とたまたまつい数日前になっていたので、わりと頻繁に更新されるのかと思って時々チェックしていたが、その次の更新は2月27日だった。

というわけで、ようやく1年近くにわたるストレスからとりあえず解放された。・・・とまたすぐに、次の期限がやってくるのだが。
帰る道すがら、以前紹介したMAJERで、おひとり様用コロンバ(復活祭用のハトの形のオ菓子)を買った。ささやかなお祝い(?)と、自分へのおつかれさま。

虹色の滞在許可証~ヴェネツィア在住者へ、朗報?_a0091348_4141274.jpg


12 marzo 2008
by fumieve | 2008-03-13 04:16 | 日常生活
<< ヴェネツィアのおうちごはん ティツィアーノの家 >>