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ヴェネツィア ときどき イタリア

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Vinitaly 2008

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ヴェローナフィエラ(ヴェローナ見本市会場)
4月7日まで

Veronafiera
3 – 7 apr 2008
www.vinitaly.com

1967年に誕生し、今年で第42回を迎えるというヴィーニタリーは、出展数4300を超える世界最大規模のワインの見本市。
先日のブックフェアが、いってみれば「子どもの」世界だとすれば(もちろんそこにいるのは大半は大人なのだが)、こちらは18歳未満入場禁止の、「大人の」世界。
(のはずだが、なぜかベビーカーを押している人や、小学生くらいの小さなお子さんを連れている人も結構いたのは、さすがイタリア・・・)
見本市だから、基本的にはワインの販売・買い付けをする人のためのものだが、入場料を払えば、誰でも入場可能。
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ようやく春の到来、というよりは初夏の兆しを感じるほどの青空の下に、各州の名前がかかれたホールが並ぶ。エミリア・ロマーニャ、シチリア、トレンティーノ、ヴェネト、トスカーナ、ピエモンテ、プーリア、ロンバルディア、ラツィオにカンパーニア州は、それぞれホールをまるごと、単独で展示していているのだが、これがまさにパビリオン、州によってずいぶん中の空気が違うのが面白い。
手始めに入ってみたエミリア・ロマーニャは、グラフィックも洗練されたおしゃれな雰囲気、明るく、ちょっと高級な匂いが漂っている。なんとなく、「味見をしたい」と言いだしにくくて、ぐるりと回ってそのまま出てきてしまった。

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やはりとりあえず、白、それもプロセッコから始めよう、と入ったヴェネト館は、地元だけあり、最大のスペースを占めている。その中で、プロセッコ、それから地元も地元、ここヴェローナ近郊のソアヴェ、ヴァルボリチェッラ・・・と珍しくもないものについ手を出している自分に反省し、トレンティーノを回ってから、シチリアへ。
ああ、ここはやっぱり異国!
まず入った途端に、人々の肌の色が強烈に違うこと、そして自分が完全に異なる言語圏にいることを感じる。そして何より違うのは、小さなスタンドがびっしり並ぶ通路を歩いていると「呼び込み」をされること!他のところでは、こちらから寄っていって「味見を」と頼めばいくらでも応じてくれるが、向こうから声をかけてくることは、意外と少ない。ところがここだけは、積極的に売り込んでくる。飲まなきゃ通さない!みたいな。そして女性は、いかにもワイン醸造者か、せいぜいワイン商の奥さんらしき人が多いのも特徴。他のホールでは、(おそらく英語対応のためもあろう)明らかに雇いのコンパニオン(というほどでもないのだが)がいたりするのと対照的で好ましい。
単独のホールを持たない州も、それぞれ共通ホール内でまとまったスペースを持ち、州単位でプロモーションされている。もちろん単独参加もあり、また、外国からの参加も多い。

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見ていると、1杯味見しては次へ、とスタンドを次々と回るというよりは、これ、と決めたスタンドへ来たら、ゆっくりと腰を落ち着けて、そこでいろいろと違うワインを試してみる、というのが流儀のよう。ちなみに私は、ワインは好きだけど詳しいことは全くわからないので・・・と言うと、ではまずはクラシック(classico)から、そして2杯目、3杯目に、変わったもの、癖のあるもの、自慢のものを紹介してくれる。
そして、もちろん、これを全部飲んでいたらあっという間に大変なことになる。実は、ボトルを開けてワインを注ぐ、すぐそのそばに、グラスを空けるための容器があり、1口2口飲んでは、さっとそこに捨てる。さらに驚いたことに、洗いたてのグラスは洗剤の匂いがする、といって、ワインを一回注いで、それでさささっとすすいで流し、飲むためのワインは改めて注ぎ直していたり。いつもは、ワケのわからない安い樽酒を飲んでいる身としては、なんとも贅沢なこと・・・。
特にバイヤーの側で、ふだんは見たこともないような、真剣な表情でグラスを傾け、議論をするイタリア人をたくさん見て驚いたが、考えてみたら、ウンチクがいっぱいなワインこそ、これはまさにイタリア人の文化に根差したもの、と言える。
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ポイントは、ゆっくり、そしてしゃべりながら。必ずしもソムリエ・トークとは限らない、そこには「そういえば昔、私の叔父がね・・・」というような話だったりするかもしれない。でも、ワインはそんなおしゃべりと共にあるものなのだろう。

1日券がネット前売りで30ユーロ、当日券で35ユーロ!イタリアではかなり高いという印象だが、飲み放題だと思えば、たくさん飲む人にはそう高くないかも。

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そういえば、どう見ても無認可のHelly Kittyワインがあったが、いいんだろうか・・・あれは・・・。

出たところに、ちゃんと運転者のためのアルコール・チェック機があったのには感心した。(もっとも、許容量を超えていたからといって、車で来た人は車で帰らないわけにはいかないだろうが・・・)

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4 apr 2008
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by fumieve | 2008-04-05 08:38 | 飲む・食べる
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