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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ローマ市長選

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週末にローマに行ったら、ちょうど市長選まっただ中だった。知らなかったわけではないが、直接関係がないしすっかり忘れていたので、駅を降りてバスに乗ってから、町にあふれるポスターを見て「そうだった」と思い出した次第。

25日(金)が祝日だったから、3連休となったイタリア、しかも4月に入ってからもずっとぐずついたお天気が続いていたのが、ようやくすっきりと晴れ渡って、日にあたっていると汗ばむほどの陽気。・・・となるともちろん、我も我もとさっそく海に繰り出すのが一般イタリア人。そういえば毎年、この25日と、今週5月1日の祭日を含む飛び石連休あたりから、みんな海を目指しはじめる。
こんな連休に、わざわざ投票に行く人も少ないだろうと人事ながら心配にもなるが、最初からそんな事態を計算してか、先日も書いたようにイタリアの選挙は、日・月が投票日になっている。
日本と同じように学校が投票所になるのだが、そんなわけで投票日の月曜日は学校はお休み。友人の話によると、消毒(!)のため、その翌日も休みになるとか。中学生と小学生のお子さんを持つ知人は、4月は先日の統一選、今週の市長・県知事選、その間に祭日もあって学校は休みばかり。ようやく終わって5月になると、あとはもう夏休みまで1カ月・・・で、まったく落ち着いて勉強する状態ではなくなる・・・と。仕事を持つお母さんたちの苦労が眼に浮かぶよう。

さて、話を戻すと、2週間前の前政権(中道左派)惨敗の記憶も冷めやらぬうちの首都の市長選だから、世の中はいくら連休だといったって、注目は注目。中道左派・民主党のルテッリ氏と、中道右派・自由国民党のアレマンノ氏の一騎打ち。現・副首相のルテッリ氏は、文化相兼任で日本にも行ったりしているから、ニュースなどで顔を見た方もあるのでは?彼は民主党党首となって市長を辞任したヴェルトローニ氏と交代で市長をやっているから、当選すれば今回は3期目。なんとなく変わり映えがしない感じはあるが、そうは言っても戦後一度も右派がとったことのないというローマ市長、当然ルテッリに落ち着くのだろう・・・と思っていた。

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昨日、深夜少し前にヴェネツィアに戻ってニュースを見てビックリ。即日開票の結果、なんとアレマンノ氏が大逆転を果たして、ローマ市長に当選したという。統一選の日の投票ではルテッリ氏が7%くらいの差をつけて上回っていたから、見事な大逆転といっていいだろう。

今日の新聞(Corriere della Sera)に、ヴェネツィア市長カッチャーリ氏のローマ市長選についてのインタビュー記事が載っていた。
「自らも所属する民主党の敗北の原因は、何よりもまず、政府(国)の政治と、地方行政の違いを有権者に明確に示せなかったこと、そしてルテッリ氏が「古さ」の象徴となってしまったこと。一方で、アレマンノ氏は変化を求める国民に新しさを感じさせた。
民主党のヴェルトローニ元市長が、ローマ映画祭をはじめ、ローマの「国際性」を強調するあまり、決して豊かでない庶民が置き去りになった。郊外に住む、ワリを食ったと感じていた有権者たちの間を、一軒一軒訪ねて回ったアレマンノの作戦が成功したということだ。
ヴェネツィア映画祭の脅威でもあったローマの映画祭を、新市長が廃止するなら、それはヴェネツィアにとっては喜ばしことだが・・・冗談はさておき、ルテッリが勝つために、ヴェネツィアの票を分けてあげられたらよかったのだが。(・・・と余裕の発言!)
アレマンノが極右?左派が勝てば共産主義、右派が勝てばファシストと騒ぐのはいい加減にしよう!だいじょうぶ、彼は賢い男だよ!」
滞在外国人としては、そうあることを期待するしかない。

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(適切な写真がなかったので、とりあえずローマで食べたものの写真を合わせてみました)

29 aprile 2008
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by fumieve | 2008-04-30 07:23 | ほかのイタリア
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