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ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

よくあること・・・


先月からアルバイトで長距離通勤をしている。毎日ではなくて、月に半分くらい。
当初非常に心配したのだが、なぜか行きは奇跡のようにほとんど遅れなし。帰りはたいてい、5分から10分の遅れだがこれはあってないようなもの。30分以上の遅れがこれまでに1回・・・いや2回・・・かな?

しかし私は、どうも公共交通運が悪いんだろうか?飛行機でも、電車でも、ときどきエライ目にあうことがある。
そしてとうとう、今日もまた・・・。
帰りの電車、定刻通りに乗り込んで出発したものの、10分後に到着した次の駅で止まったまま、一向に出る気配なし・・・しばーーーらくすると、車掌がやってきて「雷雨のため、次の(主要)駅で電気系統に故障がでた。とりあえず発車の見込みなし」。えええええーーーーー。
確かに雲行きは怪しかったが、その時はまだそこでは雨も降っていなかったのだが、そうやって待たされているうちに稲妻が光りだし、やがてバケツをひっくり返したような雨。
30分以上待っただろうか、ようやく電車がガタピシと動き始める。・・・がすぐに減速して、主要駅の手前の本来は止まるはずでなかった超ローカルな駅で再び停止。
・・・1時間・・・1時間半・・・
「こんなことなら(バスなどの便のある)手前の駅で止まってくれたほうがまだよかった」。
「故障が発生した時点で、代行バスを仕立てるなり、さっさと手配すべきではないか」。
「車掌のせいではないのはわかる。だけど、事態を乗客に知らせる義務はあるのでは?」
これ、みんな私でなく、ほかの乗客の声。考えることはほぼみんな同じなのに、どうしてそういう風にことが運ばないんだろう???
ようやくガタガタ・・・と動き出し・・・今度は正真正銘、畑のまっただ中でポツネンと止まる。激しい雷雨。・・・はたして、今日ヴェネツィアに帰りつけるんだろうか・・・。どうせ明日も通勤することを考えたら、次の駅で止まったらさっさと降りて宿を探すべきだろうか・・・。
「今?さあー・・・XX駅の手前で止まったっきり。え?そう、何時につくかさっぱりわからないから、気にしないでもうみんなで食べてて!」と、似たような会話があちこちから聞こえてくる。そろそろご飯どき、食事の支度をしているマンマや奥さんが、「ちょっとお湯が沸いたけど、パスタ一緒に茹でていいの?」とか電話してきているのだろう。
無の境地に達したころ、20分ほどの道のりを2時間ちょっとかけてようやく次の駅に到着した。
そのあとは、何事もなかったかのように快走・・・といってもほぼ2時間遅れで走っていたのだが・・・
何が腹立たしいかって、一番最初にたった1回車掌が回ってきただけで、あとは車掌も車内放送も一切なし。こういうときは、文句を言われないためだろうか、検札にすらまわってこない。
結局、本来なら2時間15分のところ、4時間5分かけてヴェネツィアに到着した。
つく直前、手前の島に見事に稲妻が落ちるのも見えていたが、降りたときにはヴェネツィアは雨もやんでいた。まったく濡れずに帰れたのは不幸中の幸いといえようか・・・。


11 giugno 2008
by fumieve | 2008-06-12 06:42 | 日常生活
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