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ヴェネツィア ときどき イタリア

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伝説の地~プラハ城(Pražský hrad)

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プラハの町の中心、旧市街側から見て、モルダウ川の向こうの小高い丘の上に立ち並ぶプラハ城地区。

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ふもとまでトラムで行って、標識に従って登り始める。かなり急な坂道だが、比較的最近整備されたのだろうか、まだ石畳が新しくきれいな上、驚くのはチリひとつ落ちていないこと。
今日、ミュージアム・ショップで購入してきた絵本によると、9世紀に王侯ボジボイがこの地区に要塞を建てたのがプラハの町の起源とされるらしい。現在は、「城」といっても1つの建物ではなく、旧王宮や聖堂など、いくつかの建物がこの丘の上に建っている。
美術館などの間を通り抜けて、最初にたどりついた広場、正面に聳えるゴシック建築は聖ヴィート大聖堂。

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一方、手前にあるピンク色の壁の小さな教会が聖イジー教会(Bazilika sv.Jiří)。聖イジーとは聞いたことない聖人・・・と思ったら、なんのことはないイタリア語では聖ジョルジョ。騎馬姿で竜を退治するおなじみの姿が、あちこちに描かれている。
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915年から921年の間に建設されたこの教会は、プラハで最もよく保存されたロマネスク教会という。単廊式の美しい内部には、正面アブシデ半円蓋などに一部フレスコ画が残る。










2つの教会を脇から結ぶように建っているのが旧王宮(Starý Královský palác)。11世紀から数世紀にわたり、ボヘミア候の住居となっていた。こちらの見どころはなんといっても、ヴラデイスラフ・ホール(Vladislavský Sál)、15世紀建設当時、ヨーロッパ最大のホールだったそう。現在は、大統領選挙に使われている。
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そのテラスからの眺めもさすが。
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そしていよいよ、聖ヴィート大聖堂(Katedrála sv. Víta)へ。

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現在のゴシック建築の聖堂が建てられたのは1344年から。途中、修正や火事にも見舞われ、完成したのは1929年。王宮に面した扉は黄金の門と呼ばれ、14世紀ヴェネツィアの職人によるモザイク画、「最後の晩餐」が残る。








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正面から、聖堂に入ったとたんに、思わず息をのむ。大きな大きな大聖堂なのに、入るのに先ほどまで行列していたのもわかる気がする。両側、正面、そしてバラ窓と、全方向にひろがるステンドグラスの見事さ、誰もが見上げて、立ち止まってしまう。

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チェコの伝統を誇るガラス工芸、ただでさえ、と言っていいのかどうか、ともかくどれもが、それだけで美しいのだが、正面に向かって左側、手前から3つめはチェコ出身の画家ミュシャ(チェコ名ではAlfons Maria Mucha、アルフォンス・マリア・ムハ)の作品。色とガラスという素材を知りつくしたほかのガラス工芸家たちの間に入って、デザインをもまた知りつくした彼のステンドグラスは、エレガントさも加わってやはりひときわ美しいように思える。

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あまりのステンドグラスに、ただただ溜息をつき、放心状態になって外へ出る。もともとは城の従者のために建てられ、やがて錬金術者たちを住まわせたという路地、黄金小路(Zlatá ulička)へ。ほんとに小人の住まいのような小さな小屋が、今はすべてお土産もの屋になっているのに、入場料を取るのはちょっと不思議だが・・・。

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ちなみにここまで、教会2つ、王宮と小路、共通券で350クローネ(かなりざっとみて約17.5ユーロ)。券にはさらに、「プラハ城の物語」館、聖イジー修道院(国立美術館)、王宮美術館、火薬塔も含まれていたのだが、時間と体力の限界でとても全部は回れなかった。
まあまた時間があったら戻ってくることにしよう・・・。

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15 giugno 2008
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by fumieve | 2008-06-16 08:08 | 異国の旅
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