Plzeňská restaurance v Obecním domě
行く前に、複数の達人からお勧めを受けたレストランがあった。
旧市街中心部にある市民会館(Obecním domě)、の地下、その名もプラハ・レストラン。(1階にはフレンチ・レストランもあるので要注意)
到着日の夜、まっすぐ向かったところ土曜日の夜だったせいか、かなり広いホールが超満席。翌日あらためて出直したところ、日曜日のためか、あるいはその日、サッカー・ユーロカップの、チェコ対トルコ戦があったためか、幸運なことにガラガラ。早く仕事を切り上げて、試合中継を見たいに違いない、厨房やウエイターの皆さん、ごめんなさいね・・・。
建物の外観も、先日紹介したスメタナ・ホールも、独特のアール・ヌーボー形式の装飾が美しいが、このレストランも同様。特に、ステンドグラスはヌーボーのオハコだが、ここは壁にタイルで描かれた絵も印象的。
が、テーブルやいすが素朴な木製なのと、なにしろ広々とした空間なので、前日のように大盛況のときには、まるでビアホールのような雰囲気になる。
嬉しいのは写真つきの巨大メニューは8カ国語で、なんと日本語あり!旅先で日本語の書いてあるメニューに出会うと、いかにも観光チックではあるが、このくらい言語がわからないと、日本語はやはりありがたい。
友人はニンニクのスープに、メインはグラーシュを。私はグラーシュ・スープに、スペアリブのローストを頼んだ。野菜やパスタなどの入った具だくさんのスープは、どうやらチェコ料理の基本らしく、どこへ行ってもある上にわりと安い。そしてもちろん、おいしい!
それぞれのスープに満足し、次に私のところに運ばれてきたのは・・・巨大なお皿。横長の楕円形のお皿で、横幅が軽く30cm以上あったのではないだろうか・・・。いかにも肋骨!な肉の塊が、1,2,3,…4つ?・・・いや6つ???・・・メニューの写真より、実際に運ばれてくるものの方が断然量が多いって、初めての経験かもしれない。
タレとして、マスタードと、ちょっと甘辛いソース。つけあわせは、やはり巨大なジャガイモ1個分のオーブン焼きに、サワークリームだろうか、思いっきりニンニクをきかせたものがどろり。・・・これ、日本だときっと、4人家族用と言われても驚かないかも。
でもやっぱり、肉はやわらかくてジューシーでおいしい。1日中歩き回った疲れた体に、エネルギーが急速に満ち足りていくよう。
完食!・・・はさすがの私にも残念ながら無理だった・・・。スープを食べずに、最初からこれだけならいけただろうか?
友人のグラーッシュも、こってりと味が濃厚でこちらも美味。これはうっかりすると、パンを食べすぎるだろうな・・・。
数日前からすっかり猛暑のヴェネツィア。
思っていたより涼しくて、あたたかくこっくりしたものがおいしかったプラハが、すでに遠い過去になりつつある・・・。
23 giugno 2008