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ヴェネツィア ときどき イタリア

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本で「見て」知るプラハ

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プラハが思っていた以上にとても気に入って、同行した友人は帰った足でスメタナとドヴォルザークのCDを買いに行って、あっという間にそれをこちらにも送ってくれたから、今、実はそのうちの1枚を聴きながら書いている。
一方、私は帰ってきてから、なんとガイドブックを改めて買ってしまった。
イタリアに来てから、欧州旅行に定番になっていたのが、日本のガイドと、もう1つがこれ。思えばずいぶん長いこと、「外国」旅行をしていなかったので、すっかり忘れていた。

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日本のガイドは、何といっても、バスや地下鉄の乗り方、美術館のアクセス方法や開館時間・・・など、実践面での情報が詳しく、正確だから、個人で旅行するには不可欠。が、では実際に行った先の案内、「ガイド」が物足りない。どちらかというと、たどり着くこと、たくさん回ることに主眼が置かれていて、何を見るかは、もうどうでもよくなっている感じさえする。

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もともとは英国のDorling Kindersley Bookのこのガイド、イタリア語版はMondadori社から発行されている。いったい何カ国語に訳されているのか知らないが、ヨーロッパの町を歩いていて、手にしている人を見かけるのがおそらく一番多いガイドではないだろうか?

このガイドのいいところは、ともかく絵と写真がいっぱい。しかも、フルカラー。見どころや歴史などが立体的に説明されているから、まず旅に出る前に、あるいは旅先でその日の朝、パラパラとめくって見たいもの、行きたいところが何か、を絵から確認。そして、実際に持ち歩いて、この建物は何だろう?とか、この銅像は誰?とか、視覚から謎ときをすることができる。大きな美術館などは、見取り図が出ているから、だいたいどのペースで回るべきかを事前に計ることができるのも利点。

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こんなものに頼らず勉強せよ!と美術史の先生には怒られてしまいそうだが、行く先々、常に専門家であるわけにはとてもとてもいかない。凡人には、まずとっかかりとしては、このくらいがちょうどいい。





難点は、持ち歩くにはかなり重く、かさばること。
そう思う人は屈強な欧米人たちの中にもたくさんいるらしく、最近は、小さなサイズの簡易版なども都市によっては出ているが、そうなるともう情報が少なすぎて、あまり役に立たないから、どうせ買うならこのクラシック版がいい。

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実践情報も載っているし、レストラン・ガイドなどは、わりと使える。が、毎年の改訂でないのと、それぞれのアクセスなどは全くもってわかりづらい。なので、日本のガイドと併用するのが一番好ましい。




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ちなみにこのガイド、私が初めてイタリア旅行をした1995年には、「地球・街角ガイド タビト」のシリーズ名で日本語版が出ていて、少なくとも、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアがあった。残念ながら現在は絶版。日本人のニーズには合わなかったのだろう。

脱線するが、やはりほぼ同じサイズ・重量の都市別ガイドで、フランスのGallimard社のものの翻訳版が、同じ同朋舎出版から出ていた「旅する21世紀」ブック望遠郷シリーズ。ただ、こちらはかなり読み物調で、ガイドとして持ち歩くには不便。
こちらも残念ながら日本語は絶版になっている。写真は、初のイタリア旅行で大・大・大感激して、やはり帰国後に「タビト」とどちらにしようかさんざん迷って購入したもの。今から思うと、こちらをフランス語やイタリア語で読むのはしんどいから、日本語版を買っておいてよかった。

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ガイドではないが、どうしても紹介しておきたいのは、プラハで買った絵本「プラハ城とその神秘」(日本語版)。友人が買ったもう1冊は「神秘の町、プラハ」だから、この町はなんだか神秘にあふれているらしい!
これ、なんと、飛び出す絵本!!!その割にと言おうか、絵もわりと精密で細かく、それでいて、マンガみたいな、ギャクみたいなセリフが何とも楽しい。

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こうやって説明されれば、町の歴史もすっと頭の中に入ってくるというもの。英語、イタリア語含め、6-7カ国語版があった。

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買いたかったのに、買えなかった本もある。
城地区、大聖堂のステンドグラスすべての写真に解説のついたもの。チェコ語、ドイツ語版しかなく、これは断念した。日本語、イタリア語とは言わないが、せめて英語かフランス語ならよかったのだが・・・。
それから、国立美術館のカタログ。こちらは英語くらいはあるだろうと思うのだが、美術館から出てきたときに、ちょうどショップがなぜか閉まっていた・・・。すでに出発間際で待つこともできず、そのつもりで用意していたチェコ・コルナのキャッシュがそのまま残ってしまった。・・・また来い、ということかな、と思うことにしよう。

2 lug 2008
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by fumieve | 2008-07-03 17:56 | 異国の旅
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