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ヴェネツィア ときどき イタリア

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その先にあるものは・・・?

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あ!ふふふ・・・来た来た!今年もこの季節が。
数日前には、ぐるぐると巻いたまま、電灯に取り付けられていた白いコード。いつのまにか、電灯と電灯の間をつないでいる。小さなポチポチは、よく見ると豆電球。
さて・・・???何でしょう?これ?クリスマスにはまだちょっと早いでしょ?

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ずうっとたどって行くと・・・

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おやおや・・・工事中?

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いえいえ、実はこれ・・・

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あ・・・
おおお~~~!!!

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ここはザッテレ(Zattere)と呼ばれる、ヴェネツィア本島の長くゆるくカーブした南岸。広い運河をはさんで左に見えているのはジュデッカ島。
毎年、7月の第3日曜日は、ヴェネツィアのレデントーレのお祭り。ジュデッカ島にあるレデントーレ(救世主)教会へお参りするために、ザッテレから教会正面へ向けて仮設の橋がかかる。
たどってきた豆電球は当日、ぼんぼりをかぶって点灯され、お祭り気分を盛り上げる。

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1577年より、アンドレア・パッラーディオの設計により建築が始まったレデントーレ教会はもともと、ヴェネツィアで大流行していたペストの終焉を神に感謝するためのもの。そして、当時、総督や役人、大司教や聖職者たちによる宗教行列が、ザッテレから教会に向かうのに、無数の舟
が横並びに連なって、橋の代わりを果たした、という。

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今は、舟が連なる代わりに、仮設の橋をかける。一種のいかだの上に乗っかった橋は、ふだんはバラバラにしてどこかにしまわれていて、このときと、あと秋のサルーテのお祭りのときに取り出され、橋として並べられる。
運河幅約300m。日本ならとっくに、固定の橋が作られているだろうと思う。
ここでは今でも、そのジュデッカ島と本島を結ぶ橋は存在しない。が、この日のために、わざわざそこまで・・・ということが起きる。

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1週間くらい前に、どこかからこの橋セットが運ばれてくるのだが、もともと交通量の多いジュデッカ運河だから、そんなに前から水路を完全にふさぐわけにはいかない。だから、いきなり全部を組み立てずに、両岸、橋の途中までと、その先の分も並べてそこに「泊めて」ある。

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毎日いくつも通る、大型クルーズ船は、この時点で通行不可になるが、通常の水上バスはもちろん、多少大きめの観光ボートや、フェリーなどは途中までできた橋と橋の間を通行して、ほぼ通常通り。

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これが、この土曜日に完全に橋としてつながり、そのあと数日間は、真ん中の高くなった部分の下を、小型モーターボートと、かろうじて水上バスが通るだけになる。
橋の開通式は、19日(土)19;00。
そして、実はヴェネツィアの人々が一番楽しみにしているのはその晩の花火。今日はなんだか雲行きが怪しいけど・・・土曜日はいいお天気になりますように!!!

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17 luglio 2008
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by fumieve | 2008-07-18 08:34 | ヴェネツィア
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