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ヴェネツィア ときどき イタリア

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カラカッラ浴場、ローマ

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Terme di Caracalla

2層、3層と、地下にかつての世界が隠されているのがローマらしさだとすると、完璧な青空の下、巨大な「ローマの松」に囲まれた遺跡群もまた、まさにローマ。

強烈な日差し覚悟で行った、久々のカラカッラ浴場は期待通り、いや、期待以上にローマだった。
「浴場」とはいっても、単なる1公衆浴場ではなく、温水、冷水、サウナなど温泉施設はもちろん、ジムや図書室も備えた一大娯楽センターだったこの施設は、一度に1万人を収容できたというからハンパではない。

入場料を払って入ってから、詳しいガイドも持たず、音声ガイドも借りなかったことを少々後悔したが、中を歩いているうちに、そんな細かいことはどうでもいいような気になった。

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かつてのにぎわいは見るかげもない廃墟だが、現代の人間の営みなんかにびくともせず、その巨大な姿を堂々とさらしている。ここからかつての姿を思い起こすのは、正直のところ難しい。だが、その規模だけは、中を歩いて、上を見上げて、体感できる。

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ギリシャは神殿建築、ローマは実用建築、特に、直線的な構造を持つギリシャ建築に対し、ローマ建築を特徴づけたのはエトルリア人から学んだとされるアーチの実現、とされるが、そのアーチと(1/4)円蓋が、ここでも存分に生かされているのがうかがえる。




ところどころに残る床モザイクがまた、モザイク好きな私にはとても楽しい。

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赤・白・黄・緑の色大理石を整然と並べて編み出された、波のような模様。1800年前に、何万人ものローマ市民たちの足に踏みつけられ、磨き上げられた床が、今は主を失ってひっそりとそこに横たわる。






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白黒、モノトーンで描かれた運動選手や海の怪物、あるいは天使。発掘調査後に、一旦は美術館に運ばれ、また戻されたという経緯もあり、壁にずらりと立て掛けられている。

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夏の間、この遺跡を舞台背景に、オペラやバレエの野外公演があるため、一部がステージおよび観客席として囲われていた。見たらやはり、ここの公演も一度は見に来なければいけないように思えてきた。いつかチャンスがあるだろうか・・・?

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11 agosto 2008

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by fumieve | 2008-08-12 08:46 | ほかのイタリア
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