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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ボルツァーノ、イタリアにあってイタリアでない町

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駅を降りて、カエルの噴水のある緑の公園の横の道を抜けて、5分もせずにすぐに、町の中心に出る。
「南チロル地方」の中心地、ボルツァーノ(Bolzano, ドイツ語でBozen)。
グリーンを基調にした模様の、勾配のキツイ屋根と、繊細なレース細工のような彫刻が上へ上へと延びる、典型的なゴシック様式の鐘楼を持つドォーモは、異国情緒たっぷり。イタリアのほかのどの町でも見たことがなく、国境のすぐ向こう、オーストリア風というのでもなく、むしろ、ブダペストでこんな教会を見たような気がする。

ふつうに歩けば、30分もすれば全部一通り回れてしまうくらいの、小さな町。

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ドォーモを華やかに飾るのは、色とりどりのさるすべり。ヴェネツィアあたりでさるすべりって、見かけたっけ・・・?









a0091348_21564984.jpg 表示はすべて、イタリア語、ドイツ語の二カ国語。通りの名前も、だから必ず両方で記してある。実際の言葉は、というと、たとえば町の中を歩く人々、買い物の会話・・・私がイタリア語しかわからないこと、そしてイタリア人(この場合はイタリア語を話す人?)の声が一般に大きくてより通るということをさっぴいても、聞こえてくるのはイタリア語率が高いように思う。

が、店員など、イタリア語で答えていても、完全に発音が外国人のイタリア語の人が多いし、だいたい店員同士ではドイツ語でしゃべっている方が多いよう。
・・・外でしゃべっている人=イタリア系、働いている人=ドイツ系・・・ということ???
・・・
とりあえずどこへ行ってもイタリア語は通じる。

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とんがり屋根の続く、イタリアであってイタリアでないような街並み、ところどころ、フレスコ画はやはりイタリア風かな~・・・と思うと、やっぱりドイツ風だったり。

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そして人一倍食いしん坊な私の目を引くのは、ドイツ風のパン屋さん。









面白いのは、色しっくいの壁を、ひっかいたような浅い浮彫の壁。

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メイン・ストリートには、イタリアのどこの町にも見られるような店のほか、チロル地方らしいものも並ぶ。

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昨日は、ひっそりとしていたように見えたのは日曜日でどこも休みだったためらしい。今日、月曜日は朝から賑やか。市場には自転車の買い物客が行き交い、並ぶ果物や野菜も、しゃっきりと目に鮮やか。
特産の「りんご」を買おうと思っていたのだが、ここで目にしたものはなんと・・・

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白くてピカピカの大根!!!
大根はイタリアではあまり一般的な野菜ではなく、ヴェネツィアではリアルトの市場で扱っているのは1店か2店。それも小さくてしなびていたりで、メストレやパドヴァの中国食材店に買いだしに行くという友人もいるほど。
日本人はおろか、あまり中国人も多いと思えないこの町で、この大根は誰が・・・?とみていると、ごくごく普通に、普通の主婦らしき人々が買っていく。聞いてみると、ふつうに生で、サラダにして食べるらしい。・・・うーん、知らなかった・・・。

・・・というわけで、ヴェネツィアへ持ち帰る買出しは、りんごだけでなく大根も追加。

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そして、乾物屋には、乾燥ポルチーニきのこと並んで、「しいたけ」も!ご丁寧に「ポルチーニではありません」の但し書きつき。
ボルツァーノの「食」については、また改めて紹介するとして、ここ、案外日本人にも暮らしやすい町かも・・・?





ボルツァーノ、まだまだ続きます。

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18 agosto 2008
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by fumieve | 2008-08-19 21:59 | ほかのイタリア
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