ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

カターニア散歩

a0091348_23153354.jpg


仕事などでどこかへ行ったとき、もちろん仕事だから自由な時間なんて1分もないのも普通だし、自分が行きたいところへ行けるわけでもない。
それでも、幸いイタリアはどこへ行ってもたいてい面白いから、ちょっとでも時間を作れるときは、ガイドブックや観光地図とにらめっこする。・・・限られた時間で、何をするか。

有名な美術館や遺跡のある町でも、大きすぎて空き時間にはとうていまわりきれないから断念したり、それより何より、ちょうど休館日と重なってしまうことも多い。
ここカターニアも、何度も来ている割に、まだまだ見ていないところがたくさんある。今日はせっかく半日あるが、残念ながら日曜日はどこも休み。1つだけ、開いているはずの古代劇場に行ってみたが、修復などの工事のため数年来閉まっていた。

a0091348_23161980.jpg
たくさんある教会も、日曜日の午前中は閉まっているか、もしくはミサ中。仕方がないので、思い切って、これまで歩いたことのないところを、ずっと歩いてみることにした。





カターニアは港町なのに、町の中心街にいると、意外と海が見えない。
そこで、上の方に行けば、海が見えるかもしれない、ととりあえず坂を上る。

a0091348_23185180.jpg


a0091348_2318651.jpg
未だ作りかけ・・・という聖ニコラ教会は、むしろモダンな感じさえする。その前にはいかにも打ち捨てられたローマ時代の公衆浴場の遺跡。













振り返ると・・・おお~!急な坂のはるか向こうに、海が光る。

a0091348_23192810.jpg
そのまま、ベッリーニ公園のほうへ向かえば、そこからは海が確かよく見えるような気がしたが、この坂道に魅かれて、そのまま下っていくことに。








a0091348_2322970.jpg
この不思議な急坂、面白いことに途中、真ん中の車道は石畳の坂道のままに、両側の歩道は、ゆるい階段になっている。歩道は両側とも、車道と同じくらいゆったり幅があるのが、なんともヒトにやさしく嬉しい。






a0091348_23224526.jpg
上から見ても、下から見ても美しい、カターニアで最も好きな坂道の1つ。降りてからも、ついつい何度も振り返って見てしまう。









a0091348_23232134.jpg


a0091348_23252389.jpg
舗石の凝った、きれいな横道が開けていると思ったら、オペラ劇場の前に出た。マッシモ劇場「ベッリーニ」、こけら落としは1890年5月31日、ベッリーニの「ノルマ」。









a0091348_2326221.jpg


いくら日陰を選んで歩いてきたとはいえ、気がつくと暑さで頭が朦朧としてきた。どこかで一度休まないと・・・と思ったところで、なぜか目の前にジェラート屋が。

a0091348_23271831.jpg
種類の豊富なジェラートにも魅かれたが、とりあえず真夏のシチリア、やはり一度は食べないと・・・と、レモンのグラニータ。思っていたより甘かったが、冷たくてさっぱりして、まさに生き返る心地がした。劇場の前に座って、たっぷりのグラニータをゆっくり味わう幸せ。天使の彫像がファンファーレを吹き鳴らすこの劇場でいつか、観光客っぽくても何でもいい、やっぱり「ノルマ」を聴いてみたい・・・などと思う。




a0091348_2328428.jpg


海を、やっぱりもっと近くで見たくなった。

a0091348_23284744.jpg
駅が海の目の前にあるから、そのまわりでひょっとしたら海に出られるかもしれない、と思ったが、結局、駅より近くには海には近づけなかった。







a0091348_2329611.jpg


24 agosto 2008
[PR]
by fumieve | 2008-08-24 17:13 | ほかのイタリア
<< C&G、白黒カターニアの悪魔・・・ ローマ円形闘技場、カターニア >>