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ヴェネツィア ときどき イタリア

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意外なさりげなさ、「憲法橋」の夜

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あかりが灯った「憲法橋」を見に行った。
それにしても、夜8時にしてこの暗さ。ここ数日で大雨とともに気温が10度以上下がって、一気に秋の雰囲気になったが、いつの間にか日もこんなに短くなっていた。

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思っていたより、ずっと暗い。

ガラスと鉄骨の、新しい建築物というからには、派手に照明がついているものかと思いこんでいたが、よく考えてみたら、ヴェネツィアのほかの橋も、橋そのものには全く照明がついていない(気がする・・・要・確認)。そうだ、いいんだ、これで。

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しかも、橋の左右で、光の見え方が違う。照明のついている位置が違うのか・・・?

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いや、やっぱり、左右とも同じように光のラインが走っている・・・。

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近づいてよく見たら、光の走っているように見える、両脇足元の大理石部分には何も照明器具はついておらず、真鍮の手すりの、中に埋め込まれたランプの光をそこに当てて、反射させているのだった。まさかこんなところで、間接照明とは・・・。だから、見る角度によって、光の位置が違って見えるのだろう。これはちょっとすごい。


そして、無理矢理のぞきこんでみたところ、ランプはLED(発光ダイオード)を使用していた。ちょっとネオンのような青っぽい光に見えるのはそのためだろう。なんだ、ちゃんと21世紀らしくエコ対策もしてたんだ・・・。そういうとこ、もっとアピールしたらいいのに。


a0091348_6342294.jpg 新しい橋をわざわざ見に来て、あれこれ勝手に申しているのはさすがイタリア人というべきか、ヴェネツィア人というべきか。「橋自体はいいんだよ、きれいだと思うよ。だけど、この土台はいただけないね。私ならコレコレこうするが。」「上りはいいのよね、だけど下りは何か違和感があるわ・・・。」(双方向上り下りの橋で、上りと下りで違う質感を実現できたら、それはそれですごいと思うが・・・笑)


その一方で、帰宅時間だからだろう、もう何年も前から毎日その橋を渡っているかのように、足早に通り抜けていく人もたくさんいた。

北京オリンピックやサッカーのユーロ・カップ、あるいはもっと個人の生活のなかでの、引っ越しだとか、結婚や、あかちゃんが生まれた!とか、何かを達成した、とか。ひとによってみなそれぞれ、違った「2008年」がある。そんなふうに、ヴェネツィアの町にとって「憲法橋開通」は、2008年の大きなできごとの1つとして歴史に刻まれていくのだろう。

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15 settembre 2008
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by fumieve | 2008-09-16 06:37 | ヴェネツィア
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