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ヴェネツィア ときどき イタリア

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だからやっぱりイタリアは・・・


日ごろ、為替動向などは気にしていない・・・というか、ストレスが増えるだけなので見ないようにしているのだが、今朝、なんとなく気になってチェックしてみると、なんと1ユーロ137円台をつけている。・・・確かこないだまで、150円くらいで円高と言ってのに・・・見間違いかと思ったが、どうやら世界株安を受けて、今日、急騰したらしい。

そうだ、クレジット・カードで(日本の口座から)引き落とすものは今がチャンス!と、フェニーチェ劇場の2009年シーズンチケットの支払いに行くことにする。

今日はもともと、フェニーチェによってみようと思っていて、というのも、昨日の「オペラとの出会い」で、次回の作品「キューピットの矢の効用」を指揮するBiondi氏が、この作品をよりよく理解するために、ぜひとも同じ作曲家による「ディドーネ」のDVDを見てほしい、と宣伝していたから。2年前に同じくヴェネツィア、マリブラン劇場で上演された「ディドーネ」、その録画が昨年、Dynamic社からフェニーチェ劇場シリーズとして販売されていることをネットで確かめてから、劇場内にあるショップに買いに行った。
・・・が、ありそうな棚に並んでいない。・・・ひょっとして、昨日一緒に話を聞いていたおばさま方が、今朝こぞってやってきて買い占めたのだろうか・・・。DVDなぞ、何のことかもわかっていなさそうな方がほとんどだったが・・・。
嫌な予感がしたが、在庫があるかもしれないから、一応聞いてみよう。
狭いレジに座っている2人。男性に話しかけたら、DVDを・・・と言いかけたところですでに目が泳ぎ始めたので、隣の女性に切り替える。「DidoneのDVDを買いたいんですが。」
「そんなものは存在しません」。
は!?
もちろんいつものごとく、調べもせずに。
「2年前のここの公演がDVDになって、昨年市販されていることは確かなんですけど」。
「じゃあ、ここでは扱っていません」。
じゃあ・・・って・・・。徹底した仏頂面を、思わず穴のあくほど眺めてしまった。もちろん、知らなかったことも、手元に在庫がないことも、一言のおわびもなく。・・・ええ、あなたのせいではありませんからね。そう、あなたが無知なことも。
もうすっかり慣れているつもりでも、やっぱりときどき激しい絶望感に襲われる。
そのヴェネツィア版ディドーネ、この9月にミラノ・スカラ座で再演され、大変評判だったことなども、もちろん知る由もないのでしょうね。
あ~そうか・・・だからきっと、今ならミラノに行けば見つかるのかもしれない。はー。
ヴェネツィアのほかのCDショップを数軒回ってみたが、やっぱりどこにもなかった。

だからやっぱりイタリアは・・・_a0091348_22232368.jpg


7 ottobre 2008
by fumieve | 2008-10-08 22:16 | 日常生活
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