ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

酔っぱらいの乱痴気騒ぎ~オンブラロンガ、トレヴィーゾ

a0091348_717281.jpg


Ombralonga2008, Treviso

ヴェネツィアの北にあるトレヴィーゾの町で、毎年この時期に行われるオンブラロンガ(Ombralonga)。オンブラ(ombra)はヴェネツィア方言でグラス1杯のワインのこと、ロンガ(longa)は「長い」という意味のルンガ(lunga)がなまったもの。
一種のワイン試飲会なのだが、参加者たちがみな、グラスを入れるおそろいのポケットを首から下げて歩いているのが有名。以前行った、ワインエウガネアも、これをまねて始めたものと思われる。毎年ニュースを見ながら、来年こそぜひ、「元祖」に行ってみたいと思っていた。

お昼すぎに行って、暗くなる前にさっと帰ってこよう、という案だったのに、午後2時半ごろついたときには、もうとんでもなくたくさんの人。しかも、すでにかなり酔っ払っている輩も多い。・・・おそろいのポケット、またはエプロン・・・の人もいることはいるが、圧倒的多数はそんなものはなし。聞くと、どうやら町中あちこちに作られたスタンドや参加しているバールで、別におそろいのグラスには関係なく、どこでも誰でも飲めるらしい。

a0091348_7202488.jpg


おそろいのグラス&エプロンは、これもそれぞれのスタンドで買えるというのだが、最初に聞いたところは売り切れ。エプロンにこだわる我々は、何軒かあたって、ようやく手に入れた。
a0091348_721474.jpg
綿100%、かなり大きめの(笑)エプロンに、一見、プラスチックに見えないプラスチックのグラスと、先割れスプーンの先だけみたいなものがついて、10ユーロ。これはなかなか悪くない。








と、ここで初めて、乾杯!

a0091348_7214217.jpg
だが、1杯2ユーロは、特別安くもない。・・・というか、ヴェネツィアより高いくらい。・・・なのに、みんなすでにこんなに酔っ払っているというのは何だろう?そんなに酔うにはずいぶんお金がかかるような気がするが・・・。






あくまでもワインがメインのイベントだと思っていたから、飲みすぎて酔っ払わないように、かなりしっかり家で食事をしていったのだが、それぞれのスタンドで、かなりいろいろな食べ物も売っていた。
町の中心地、シニョーリ広場(Piazza dei Signori)があまりにもすごい人だったので、魚市場(Pescheria)の方に移動してみたのだが、これがまたさらにすごい人。

a0091348_7222460.jpg


それなのに、ついつい匂いにつられて、魚介のミックス・フライを買ってみることに。

a0091348_7234393.jpg 日本のラッシュアワー並みの混雑、ぎゅうぎゅうの中で順番もへったくれもない無秩序な空間、すでに酔っ払った人々が押し寄せる肉弾戦。そんな中で、すでに大後悔に悩まされつつ、あるときは体を浮かせ、あるときはひじを張り、これまたようやく受け取ったフライは、さながら戦利品といった気分。いやもちろん、これだってお金を払っているのだが・・・。


これはもう、地元のおいしいワインを楽しもう!なんてイベントではない。トレヴィーゾ近辺だけではなく、パドヴァやヴィチェンツァ、ロヴィーゴ・・・と、おそらくヴェネト州中から、ほかにやることのない若者たちが、ただただ、飲んで騒ぎにきている。サッカー場で、試合の内容に関係なく騒ぎを起こす人たちと同じことで、今ここで、何が起きてもおかしくない。
これは、もともとの地元の住民が、参加しないはずだ。トレヴィーゾ市民は、実際このイベントに反対しているらしいが、ごもっともだと思う。小さいが美しい街並みのトレヴィーゾ、他の諸都市とともに県ぐるみで観光にもずいぶん力を入れているのに、このイベントだけは完全に逆効果だろう。

バカげた思いつきに付き合ってくれた友人のみなさん、ありがとう。何事もなくてほんとうによかった・・・もちろん、少々のことには負けないであろう、たくましい友人たちであることは確かだけど、あんな群衆の中では、何がおきても全くおかしくない。
めったにないことだが、こればっかりは「もう二度と来たくない」と思った。
比べてみると、ワインエウガネアは後発で知られていないとはいえ、(だからこそ?)断然よかった。来年からはあっちだけ行くことにしよう・・・。

a0091348_7194482.jpg

19 ottobre 2008
[PR]
by fumieve | 2008-10-20 08:16 | 飲む・食べる
<< De Cecco Jeszen... おひとり様でもお気楽に~居酒屋... >>