ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

ヴェネツィアのクリスマス~お菓子考察編

a0091348_149566.jpg


もともとはミラノのお菓子だったパネットーネが、もはやイタリア全国区でクリスマスを代表するお菓子となり、やはりヴェローナ出身のパンドーロがほぼそれに次ぐ位置を占めるのが昨今のイタリア・クリスマスのお菓子事情だが、ヴェネツィアの場合、さらにヴェネツィア風フォカッチャも忘れてはならない。
似て非なるこの3つ、だが、ふわふわで保存のきくものであることはみな同じ。
では、これ以外はどうなのか?
・・・ということで、12月中盤の4-5日間、ヴェネツィアのクリスマスのお菓子、路上観察調査を行った。さすがの私でも、経済的にもカロリー的にも、ひとつひとつ食べているわけにいかないので、今回はとりあえず見た目のみ。

a0091348_13581662.jpg


そうして改めて観察してみると、イタリアにはほぼ存在しないと思いこんでいた、ブッシュ・ド・ノエル型のお菓子が意外とたくさんあること。

a0091348_1403831.jpg


何年か前に、偶然というか不慮の事態で、クリスマス・イブに半日パリで過ごしたことがあるが、そのときに、町中にあふれるクリスマス・ケーキの美しさに狂喜乱舞した。あたかも宝石のような高級店のお菓子から、庶民的な店のボリューム満点のものまで、どれもいろどりの美しさや、ちょっとした形の繊細さに、「うわあ・・・さすが、パリ・・・」とため息をついた。・・・いや、見た目だけでなく、実際に買ってみて、公園のベンチに座って食べてみて再び溜息をついた。(そういえばその時に気がついたのだが、イタリアのお菓子は、基本的に手づかみ&立ち食いができるようにできている(?)ものが多いが、パリのお菓子はそうでもない。ちょっと手づかみで食べるのは苦労したのを思い出した。)
ヴェネツィアのブッシュ・ド・ノエルには、そういう、繊細な美しさとかはお世辞にも一切ない。泥臭いというか、あかぬけないというか、どーん!とチョコレート!!!そんな感じ。・・・これは技量の問題なのだろうか、それとも好みの問題なのだろうか・・・?崩れかかったような切り株に、たいてい申し訳程度にサンタクロースがついている。

a0091348_13585398.jpg


a0091348_13593376.jpg


a0091348_13594919.jpg


もうひとつ、やはりかなりの迫力になるのが、くだんのパネットーネやパンドーロの上に、チョコレートやアイシングなどのコーティングをして、それでクリスマスらしさをさらに出す、というもの。いくらふわふわとはいえ、もともとそれ自体、かなり甘いお菓子だから、かなりすごいことになっているに違いない。

a0091348_1464168.jpg


a0091348_1465976.jpg


ちなみに、以前紹介したローザ・サルヴァのそれは、なんというかマリーアントワネット風とでもいうべきスタイルだった。

a0091348_1475928.jpg


日本でもよくあるように、ふつうの丸いスポンジ・ケーキを飾ったものもある。ただしこちらは、サンタクロース&もみの木のものもあるが、

a0091348_1413517.jpg


a0091348_1444168.jpg


どちらかというと、イエス誕生の場面をかたどったものが多いようだった。

a0091348_142193.jpg


a0091348_1482837.jpg


幼子イエスや聖母マリア、養父ジュゼッペ(ヨセフ)を「おいしいね」などと言いながらまさにクリスマスのその日に食べるのか・・・とも思ったが、プレゼーペ(presepeまたはプレゼピオpresepio)といって、このイエス誕生の場面から1月6日の東方3王の礼拝までを、人形で飾るのがもともとの習慣なことを考えると、それをケーキにしてみるのもごく自然な発想かもしれない。
ちなみに、チョコレートでつくったプレゼーペもあった。

a0091348_1452367.jpg


・・・まあ、大仏煎餅みたいなものか・・・。
さあ~て、では私はどんなケーキにしようか・・・。

a0091348_1493326.jpg


24 dicembre 2008
[PR]
by fumieve | 2008-12-24 14:21 | 飲む・食べる
<< 12月25日 いろいろ迷う、吹きガラスアクセ... >>