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この2月1日より、ヴェネツィアを訪れる観光客のみなさんのために、
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というサービスが始まった。
いまさらなんのことはない、ヴェネツィア滞在中の公共交通機関、美術館を事前にオンラインで予約しよう!というもの。
だから何?・・・と突っ込んでしまいそうだが、ポイントは、事前予約+クレジット・カードで前払いにより、それぞれ割引になる、というところ。それも、ハイ・シーズン(赤)、ロー・シーズン(緑)、その中間(青)でカレンダーが色分けされていて、それぞれ、価格設定が細かく分かれている。
今月でいうと、カーニバル期間である14日~24日のうち、土・日は赤、平日は青。それ以外は緑、といった具合。
そして例えば、
市内公共交通、すなわち、水上バス+市営バスの24時間券なら、
通常18ユーロのところ、
赤=17.10ユーロ
青=15.30ユーロ
緑=13.50ユーロ
と、これはかなりの格差がある。実際、観光客の多い・少ないで一番影響の出るところだからだろう。それでも、当日券よりすべて安くなっている。
一方、ミュージアム・パス、市内市立美術館共通券の場合、
通常18ユーロのところ、
これは赤・青・緑、一律、16ユーロ。
確かに、ヴェネツィアの場合、観光客の多い日=美術館が混雑する、というわけではないから、妥当かも。
そして・・・驚きの・・・なんと・・・
トイレ・パス!!!
イタリアでは、駅を含む、公衆トイレはどこも有料になりつつある。ヴェネツィアももちろん以前から有料だが、それにしても、なんとパスまで!!!
これは、1日券で、
赤および青=通常3ユーロのところ、2ユーロ
緑=通常1.5ユーロのところ、1ユーロ。
1週間券の場合は、
赤および青=9ユーロが7ユーロ
緑=7ユーロから5ユーロ
つまり、ハイ・シーズンとロー・シーズンでは、普通にパス(!!!)を買っても、お手洗いのネダンが違う。
これらを、カレンダーで日付を指定し、中身を選んでいく仕組みは、ふつうのオンライン・ショッピングと変わらず、簡単。支払いが済むと、e-mailで控えが送られてくるらしく、その予約番号を必ず控えてくるように、とは書いてあるが、はたしてそのパス類をどこでどう引き換えるのか・・・たとえばそれでいきなりトイレに向かっていいものか・・・などはサイトをざっと見た限りではよくわからない。(もしかしたら、控えには詳しく説明があるのかもしれないが。)
また、そのトイレ(にこだわるが・・・)が24時間使用できるわけではないとか、公共交通機関の区別など、詳細説明がどうみても行き届いていないのはトラブルのもとではないか・・・。
とはいえ、やはり安いことは確かなので、ヴェネツィアには既に来たことがあって、ある程度事情は把握している方などにはおトクだと思う。
ただし、予約可能なのは15日前までなので、注意。
どなたか、もし利用されたら、ぜひ感想などお聞かせください。
2 febbraio 2009