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「わかめ発電」に着手!?、ヴェネツィア


数年前に、ヴェネツィアを囲むラグーナ(潟)で、「わかめ」が異常繁殖して困っている、とニュースになったことがある。ぐんぐん成長した海藻が、通常の水流をさまたけるのみならず、建物やいろいろな支柱、舟などにからみついて危険になっている。この「わかめ」は、日本や中国では食用にしているのに・・・というような話だったと思う。
その翌年だかには、「わかめ」はなりをひそめ、また別の種類の海藻、確か今度は日本でも食用でないタイプのものが大増殖して話題になっていた。
海流、海水温度、気候などによるのだろうが、いってみれば、どこかの畑でいなごが大発生したり、しなかったりするのと、似たようなものだろう。

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今朝(3月24日付け)のコッリエレ・デッラ・セーラ紙ヴェネト版によると、ヴェネツィアの港湾当局が、海藻の光合成を利用したバイオ発電所の構築を発表したらしい。
「わかめ」なのかどうか、Diatomeaという土着の海藻(diatomeeで珪藻類の意味)の光合成による発電で、インパクト・ゼロで年間50メガワットの電力の供給を3年後に目指し、合弁会社を設立した。
発電所は、ヴェネツィアのすぐ内陸側にある、マルゲーラ工業地区内を予定。
同工業地帯では、年間約10メガワットの電力を消費しているが、「わかめ」発電では、これに加え、残りの40メガワットで、ヴェネツィアの歴史的地区内の需要80-100メガワットの約半分をカバーできるとする。

ちなみに、海藻のバイオマスからのエネルギー抽出は、完全に閉じたサイクルで行われる。ガス・タービンから発生する海藻の二酸化炭素は、再び新しい海藻の養分として利用される。
(←このあたり・・・ほとんど意味不明のまま、そのまま訳してます・・・すみません)
新工場では、作業にあたり約50名の雇用が見込まれる。(それだけ???)
工業、および家庭用電力の発電所は、この種のものでは世界初であり(そうでしょうとも・・・)、カリフォルニアやアリカンテに見られる一部の例を大きく超えるものになる。
・・・

「わかめ」かどうかはともかくとして、光合成発電なんてものが、はたして今現在、そんな大規模な実用段階にあるのかどうか、不勉強なため知らないし、たとえあったとしても、この国で3年後に何か新しいものができていることなんて、ほぼあり得ないと確信している。
だが、実は、イタリアは聞いたこともないような小さい町や村に限ってときどき、世界初だの世界一だの、という変なプロジェクトを遂行して注目を集めたりすることがある。
ヴェネツィアは、そういう意味ではちょっと大きすぎるのだが、でも、ローマでもミラノでもない、もろに自然に囲まれた環境だからこそ、そんな一風変わった天然資源利用を世界に先駆けてやってみるのも悪くない。

施設ができた暁には、ぜひとも見学に行って、またこのブログで紹介できたら、と思う。
・・・って一体いつになるのか!?(笑)

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(写真はいずれも、www.corrieredelveneto.it から借用)

24 marzo 2009
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by fumieve | 2009-03-25 07:00 | ヴェネツィア
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