イタリア中部、その形と位置から「緑のハート」と呼ばれるウンブリア州は、イタリアで数少ない「海無し州」である。その州都ペルージャで、味わうものはといえば、やっぱりなんといっても肉!
初日は、
前回紹介したBriziへ直行。去年とまったく同じ、「極太パスタ」と「グリル盛り合わせ」を食べた。今回は、お肉のほうは1人前を友人と2人で分けたのだが、ひと皿をぺろりと食べた後、サルシッチャ(salsiccia、イタリア風あらびきソーセージ)をお代わりした。そういえば、ペルージャにいたときは、自分でもよくお肉屋でサルシッチャを買って、焼いて食べたり、スープにしたりしたっけ。ぷりっぷりの肉にスパイスが入って、かなり味が濃い目なのだが、これがおいしい。ちなみにこれ、ワインはもちろんだがビールにもかなりイケる。
相変わらず、庶民的とはいえ満足な味にもかかわらず、2人で食べて1人分?みたいな破格な値段にもさらに満足。
2日めは、イタリア紹介の老舗サイト、JAPAN-ITALY Travel On-line(
http://www.japanitalytravel.com)に紹介されていた店、
Ristorante Il Paioloに行った。
準備のいい友人に感謝!持つべきは
マミ、いや、まめな友。
人気のすっかり少なくなった雨の日曜日の夜。中心部から暗い急坂をカーブにそって下り、右脇の、さらに急な、つんのめりそうな坂道に店の明かりが見えてほっとした。
私の都合で、かなり遅い時間に飛び入りで入ったが、問題なく迎えられてさらにほっ。ヴェネツィアなら絶対にラスト・オーダーを過ぎているといって断られる時間だ。
今晩の私の選択は、まず、「ポルチーニとサルシッチャのパスタ」。またサルシッチャ?・・・いえいえ、いいんです、これがおいしいんです。
メインは、「牛肉のタリアータ」(厚めの肉を焼いてスライスしたもの)。
そんな時間に、よくもまあこれだけ食べるわ、と自分にあきれながらも、しかしあとで後悔するのも悔しいし。
そしてまた、全くこだわりのない(というか本質的にあまり味のわかっていない)私にとっては、ハウスワインでこれまた十分おいしい。あああ・・・シアワセなひととき・・・。
友人の選んだ「フィレ肉のバルサミコ酢ソース」は、やわらかいお肉はもちろん、ソースが絶妙で上品な味。これはこれでクセになりそうな味といえる。
・・・さすがにデザートは遠慮した。
ああ、肉三昧のペルージャ、また行きたい!!!
Ristorante Il Paiolo
Via Angusta (Traversa Via Alessi) 11, Perugia
Tel :075-5725611
31 marzo 2009