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カフェ・フローリアン、フェンディ・グループ傘下へ

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本日のコリエレ・デッラ・セーラ、ヴェネト版(Corriere del Veneto)によると、ヴェネツィア、サン・マルコ広場にある歴史的カフェ、フローリアンが本日付でフェンディ・グループの一員になったらしい。

昨日まで100%所有者かつ経営者であったヴェネツィアのヴェダルディ(Vedaldi)一家が、その全ての権利を売却、今日から新会社Florian Holding社による経営に移った。社長には、フェンディ姉妹の息子の1人、アンドレア・フォルミッリ・フェンディ氏が就任したが、これまでのフローリアンの戦略等をそのまま引き継ぐため、また、ヴェネツィアとの関係を絶たないために、副社長にはダニエラ・ヴェダルディ氏が残るらしい。

1720年創業のカフェ・フローリアンは、その歴史の中で多くの著名人、文化人、芸術家たちに愛されたことで知られる。この新聞からそのまま引用すると、バイロン、ゲーテ、英国女王エリザベス2世、ミッテラン(仏元大統領)、エルトン・ジョン、マーティン・スコセッシ、チャップリン、クラーク・ゲーブル、メル・ギブソン、カトリーヌ・ドヌーヴ・・・などなど。
2006年からは、同カフェを飛び出してフィレンツェ、アブダビでもショップを展開。この5月6日には同じくドバイでオープニング・セレモニーが予定されているほか、今年後半にはロンドンのハロッズ内にもショップ開店予定。

フェンディの傘下に入る、と言ったって、これまでの伝統と拡大路線はそのまま引き継ぐということだし、まさか制服がフェンディのロゴ入りになったりするわけではないだろうが、地元としてはやっぱり、地元100%経営の老舗が、イタリアとはいえグローバル企業に買収されたというのは、大きなニュースのようだ。

うっとうしい雨が上がった後のサン・マルコ広場、中学生や高校生の、遠足らしきグループがたくさんいたが、もう暗くなる寸前の広場、フローリアンのあたりはひっそりとしていた。
旅先ではしばしば、好んで老舗カフェを目指す私も、実はここフローリアンではまともに座ってカフェしたことがほとんどない。それだけ敷居(と、たぶんお値段)が高いということもあるが、何よりも、やはりこういうところにはジーンズで行くのは気が引けるから。
たかがコーヒー1杯、だが、それなりの金額を支払うのだからこそ、やっぱり自らもそれなりにきちんとしていた方が楽しめるというもの。いや、そうは言ってももちろん、たかがカフェなのだから、カーニバルや、何かほかの祭日などでなければ、別に着飾る必要はない。ジーンズでも組み合わせによってはOKだと思う。ただ、いくらお天気が悪いからといって、これにウインドブレーカー、白スニーカーはいただけない。

仕事帰りにそのまま寄って、だから、疲れた顔にさえない格好をしていた私は、やはり今日も中には入らずに、観光客のフリをして外からコソコソと写真だけ撮って帰ってきた。
(中の写真がない言い訳・・・)
そのうち、一度はきちんと座って、お茶してみたいものだと思っているのだが・・・。

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2 apr 2009
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by fumieve | 2009-04-03 07:35 | ヴェネツィア
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