日が、ずいぶん長くなってきたな・・・というところで、先週末、イタリア含む欧州は夏時間に切り替わった。
日本との時差は7時間。それまで、ゆるゆると夕方が延びていたのが、これで一気に、強制的にぐっと宵の口が「夏」モードになる。
来週末は、まさに春の到来を告げるパスクワ(Pasqua、復活祭)。
その2週に挟まれた今日は、午前中こそ雲がかかっていたものの、お昼からはまさに春爛漫な日曜日となった。
ワインの見本市Vinitaly(
www.vinitaly.it)をひやかしにヴェローナへ行こうか、それとも、日本から一ビン800ユーロのクリームも出店されているというボローニャの美容・エステの見本市Cosmoprof(
www.cosmoprof.it)を見に行ってみようか、迷っていたのだが、どうも
先週のトラウマがあって、わざわざ休日に電車で遠くへ出かける気がしない。
洗濯と、種まき(バジリコ、ルッコラとイタリアン・パセリ)と、思い切って、少しふだんできない掃除などをして、気がついたらもう夕方5時を回っている!!!
ところが、夏時間のおかげで、午後6時半でまだこの明るさ。
冬に比べて、日が長くなるだけでなくて、日の高さもずいぶん違うから、陰り始めたときに、色とりどりの建物や運河の水に直接日の光りが当たって、しばらくの間、昼間よりも輝いて見えたりする。それまでじっとしていた水や壁が、日が暮れる前にふと華やいでみせるような、不思議な光景。実は、ヴェネツィア歩きに一番いい時間。
そういえば以前、建築大学に留学していた友人が、ヴェネツィアの中に、「西日があたると色が変わる顔料を使った壁がある」と言っていたけど、いったいどこにあるのだろう?・・・彼女はちゃんと見つけたのだろうか?・・・教えてもらうのをすっかり忘れていた。
今日の夕焼けは、うすい霞の向こうだった・・・。
5 apr 2009