ブログトップ

ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

トレヴィーゾの「へり」にて~G8農業サミット

a0091348_8226100.jpg


G8 agricolo a Cison di Valmarino

昨年の洞爺湖サミットで開催が決まった初の主要国農相会合が、ここヴェネト(Veneto)州トレヴィーゾ(Treviso)県、チゾン・ディ・ヴァルマリーノ(Cison di Valmarino)というところで行われている。
もちろん私は現地にいるわけではなくヴェネツィアの自宅にいるのだが、同じ州内でのできごととして、ローカル・ニュースなどでも詳しく報道されているので、なんとなく知った気ににわかになっている。ほんとは行ったこともないところなのだが。

トレヴィーゾは、県庁所在地である同名の市をはじめ、カステルフランコ・ヴェネト(Castelfranco Veneto)、アーゾロ(Asolo)など、小さな美しい町の点在するヴェネト州の北東端の県。
イタリア内で「奇跡の経済成長」を遂げたノルド・エスト(Nord-Est、北東)の一角をなす一方、日本ではなぜかトレビスと呼ばれるラディッキオ・トレヴィジャーノ(radicchio trevigiano)という紫チコリや、コネリアーノからヴァルドッビアーデネにかけての丘陵地帯で作る白の辛口(発泡)ワイン、プロセッコ(prosecco)などで知られ、農業の豊かな地としてのイメージも根強い。かつては、米国やオーストラリアに大量の移民を送ったところだが、現在はイタリア有数の豊かな地と言える。

イタリアの現・農相、ザイア氏はトレヴィーゾ出身。先の選挙で大きく票を伸ばした北部同盟に所属し、組閣時に前評判通り、農相のポストを獲得した。
地元の期待を背負った農相が、さっそく先進国会議の会場を呼び込んだのには、さすがやり手、と正直舌を巻いたが・・・。

a0091348_824532.jpg


農相会合の地、チゾン・ディ・ヴァルマリーノ(Cison di Valmarino)は、地図によると(といっても、1:750 000の地図でも出ていない)ベッルーノとの県境に近い。コネリアーノ(Conegliano)駅からタクシー(23km, 約20分)、またはヴィットリオ・ヴェネト(Vittorio Veneto)駅からバス(Follina-Cison-Miane行き、またはPieve di Soligo行き)とある。
今回、7月のサミットはサルデーニャの孤島だし、来週行われる環境会合はシチリア・シラクーサの古城。島や辺鄙なところにある城は、町の中でやるよりも警備がやりやすいのだろうとも思うが、なんとなく某首相のお殿様趣味、という感じもしないでもない。

まあ、野菜もたっぷりのおいしい食事と、おいしいワインが出ていることは間違いないだろう。

会場となっているカステルブランド(Castelbrando)の起源は、約2000年前にさかのぼる。ローマ時代、アドリア海から北ヨーロッパを結ぶ、クラウディウス・アウグストゥス街道の管理と防衛の地として生まれた。中世の間に幾度も拡張し、やがてヴェネツィア共和国の支配下を経て、マリン・ファリエーロ氏に封土として譲渡。その後、15世紀に所有していたブランドリーニ家が中央部の拡張、また17世紀に実質最後となる増築を行ったが、1959年にサレジオ会に売却、同会の研究センターとして使われた。1997年に再び売却、改装されて現在は個人の所有となっている。
・・・とこれは、サミット公式サイト(www.g8italia2009.it)から。

実際は、カステルブランドはそのままホテルになっていて、写真もそちらのサイトの方が断然きれいなので、興味のある方はこちらをどうぞ。
www.hotelcastelbrando.com/
ちなみに、オンライン予約で検索してみると、5月のある土曜日、デラックス・ダブルで1泊110ユーロ、ロイヤル・スイートでも235ユーロと出るから、思っていたほど高くない。
また、宿泊なしでの見学も可能なようだが、これは念のため、あらかじめ確認したほうがいいだろう。
新しいリゾート型ホテルの常として、スパやエステもある。

追記:トレヴィーゾ県内の小さな町、カステルフランコ・ヴェネト、アーゾロ、コネリアーノ、ヴィットリオ・ヴェネトなど、いずれもまだこのブログで紹介していなかったことに気がついた。また追々、紹介していきたいと思う・・・。
(ちなみに、この日の写真、上から5つめ、下から2つめの写真がコネリアーノ)

18 aprile 2009
[PR]
by fumieve | 2009-04-19 08:27 | ほかのイタリア
<< 伊版「スター誕生」にイタリアの... フリウリを見渡す丘の上のワイナ... >>