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ヴェネツィア ときどき イタリア

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カステオの聖ピエロ(村)祭り

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Festa de San Piero in Casteo
25-29 giugno 2009

1585年6月26日にヴェネツィアに到着した天正少年使節団は、28日にパラッツォ・ドゥカーレでドージェ(総督)に謁見した後、ヴェネツィア市内を観光。そして、翌29日はちょうど「聖ピエトロ&聖パオロの祭日にあたるため、盛大なパレードを催した」、と当時の記録が残っている。

イタリアの町ではたいてい、中央の広場にドォーモ(大聖堂)が建っている。
ところが、ヴェネツィアの(政治的)中心地、サン・マルコ広場にあるサン・マルコ大聖堂は、もともとはパラッツォ・ドゥカーレの付属教会、すなわち、実はあくまでも総督の私的教会であり、ヴェネツィアの総大司教座教会は、1807年まで、カステッロ地区にある、サン・ピエトロ教会だった。
ヴェネツィア本島の東部、カステッロ地区の中でもさらに最東部、ちょっと辺鄙なところに総大司教座を置き、政治の中心地サン・マルコからも、商業の中心地リアルトからも遠ざけておいたのはまさに、ヴェネツィア共和国の、ローマ(ヴァチカン)に対する距離感、独立心のあらわれ、とされる。

その、聖ピエトロのお祭り。Festa de San Piero in Casteoは地元語、イタリア語で言えば、Festa di San Pietro in Castello(カステッロの聖ピエトロ祭り)。 いつもは、緑の中にひっそりと静かにたたずんでいるような聖ピエトロ教会が、今日はやはりなんだか堂々とそびえたっているように見える。

今はもう、パレードなどはなく、それこそイタリア中どこでもやっているような、その教会の名前の聖人の日のお祭り、すなわち、小さなガラクタ市や、バザー、野外コンサート、そして何より皆が楽しみにしているのは、テントをはった即席キッチンで大量に用意される、パスタやグリルなどの食事。つまり、庶民による、庶民のための夏祭り。

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そもそも、この手のグリル肉には目のない私だが、今年、どうしても試したかったのは、魚介のフライ・ミックス(frittura mista di pesce)。というのも、去年、どしゃぶりの中わざわざ出かけたキオッジャの「魚祭り」で、とてもガッカリさせられ、そのときに一緒に行った友人が「サン・ピエトロのフリットは、ちゃんと揚げたてサクサクでおいしかった」と証言していたから。

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19:00に開くという食券売り場に18:30から並んで、実際に開いたのは15分すぎで、お金を払ったのが19:30すぎ。肉の匂いに負けそうになりながらも、フリット券購入。

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これまたイライラさせられた、昨年のサンテラズモのモスト祭りと違って画期的だったのは、お金を払った順、すなわち食券が番号札になっていて、カウンターではちゃんと番号順に処理してくれるようになっていたこと。(ちなみに私は27番だった。並んでいるときには私の前にはせいぜい10人くらいしかいないような気がしたのだが・・・)
それでもやっぱり、注文量に生産が全然追いついていないから、カウンターでも少し待たされたが、でも、まさに「できたて」を食べるためなら、ちょっとくらい待ってもいい。

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そしてようやく出てきたのが、この量!!!確かに向こうのほうで、おじさんが1人、揚げ上がったフライをお皿の上にそれぞれ、ぎゅうぎゅう手で押しながら盛りつけていたが・・・(笑)。

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屋台料理で、1皿9.5ユーロはちょっと高いと思ったが、この量なら納得。
エビは数えきれないくらい、イカはリングからゲソまでまんべんなく(2-3杯はありそう)、小さなイワシ2尾、白身の魚・小2切れ、カジキ(?)・大口1個分に、おなじみポレンタ(とうもろこしを練って固めて焼いたもの)2切れ。
おかずとしても軽く2人前、つまみとしてなら5-6人前はありそう。昼食を軽めにして、万全な態勢で臨んだにもかかわらず、不覚にも全部食べきれず、エビ10尾ほど家に持ち帰った。
ちなみに、ワインは1杯0.80ユーロと通常価格。

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ほんとの聖ピエトロ(&パオロ)の日は明日。フェスタ・デ・サン・ピエロ・イン・カステオも明日まで!

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28 giu 2009
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by fumieve | 2009-06-29 07:50 | 飲む・食べる
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