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ヴェネツィア ときどき イタリア

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末長くお幸せに!

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オランダ南部の、オーイシュコット(Oirschot)という美しい村で、友人の結婚式があった。

村の広場の一角にある市役所。数字だけ読みとれたプレート、推察が間違っていなければ、1513年建立、1938年に修復、とある。赤レンガに勾配のつよい黒い屋根の、いかにもオランダらしい建物。半地下のような会場は、ゴシック教会のクリプタ(地下礼拝堂)を思わせる、こじんまりとした空間、真ん中の横長に大きなテーブルに、淡いピンクのバラとロウソクが飾られていた。

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ウエディング・マーチに乗って、父上に付き添われた花嫁が登場。待ち受ける新郎にバトンタッチして、各々テーブルの周りに着席。

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濃紺のマントに身を包んだ、大柄で金髪の女性が、「本日は私がこの式のマジスター(責任者)です」と自己紹介して始まった。まずは、新郎・新婦それぞれの経歴を紹介。そこに2人の出会い、結婚という「非常に大きな」決断への道のり。ときどきユーモアを交え、周りを見渡してはほほ笑みで同意を求めながら進行する。後で聞いたところ、これは彼女が事前に当人たちに取材をして、自ら文章を用意しているのだそうで、お役所らしかぬ、非常にあたたかい仕事が印象的。

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余談だが、日本でもイタリアでも、お役所にははなから望めないことではないだろうか?
イタリアでは、こういったパーソナルなことができるのは友人や親せきに決まっているし、日本では・・・友人でなければ、業者だろうか?
ついでに言うと、何人かの外国からの参列者に配慮して、すべてオランダ語、英語のバイリンガルで行われた。

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新郎、新婦それぞれの付添人に、お役所言葉ではなく、あくまでもまるで友人同士のおしゃべりのように、この婚姻への同意を求め、新郎・新婦本人にも「イエス」を求め、
「みなさんの承認のもと、ここにこの結婚が成立しました」。

誓いのキスと、指輪の交換をして、無事に終了。
ちなみに、すてきな刺繍のリング・クッションは、ギリシャの友人から届いたアンティークのレプリカという、珍しいものだった。

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ここから、町のホテルへ移動して、内輪での夕食会。

お食事はもちろん、申し分ないおいしさ。ワインもgood。実は、最初の前菜の量にちょっと驚いたが、そのあとはすぐにメインになったので、ほっ。ちなみに、イタリアなら軽く見積もってもこの3倍は出てくるだろう。

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完璧なコーディネートに思われたこの晴れの日の、ちょっとした楽しいハプニングがウエディング・ケーキ。これは新郎が「いらない」と強健に拒否していたのだが、新婦の付添人でもあった友人が、新郎に内緒で用意。それも、遠方の自宅から自分で用意したものを持ち込むのは断念して、わざわざ会場近くで希望のものを作ってくれる人を探して、との大仕事。
ところが、新郎の友人で付添人でもあったホテルの支配人が、やはり秘密で、「デザートにはふつうのアイスクリームを」とオーダーされていたところ、「アイスクリームのウエディング・ケーキ」をこっそり用意していた。

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かくして、2回のケーキカット、我々は2つのケーキのお相伴にあずかることに!

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そのあとは、同じホテル内の宴会場に場を移し、いわゆる2次会。
お決まりの2人の写真スライドや、2人をサカナにしたクイズ・ゲーム、歌やダンス・・・と夜遅くまで盛り上がった・・・。

ご結婚、おめでとうございます。
お二人で、どうぞ楽しい家庭を築いてください。

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28 agosto 2009
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by fumieve | 2009-08-29 09:20
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