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ヴェネツィア ときどき イタリア

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人工の美に疲れたら・・・パドヴァ植物園

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Orto Botanico, Padova
www.ortobotanico.unipd.it

住宅街の奥の、ちょっと立派なふつうのお屋敷の門のような、ずいぶんとひっそりとした入口から入ると、やはりちょっと立派なお屋敷の庭のような、緑の空間があった。
さりげない中に、ひそかにユネスコ世界遺産のマークがとりつけてある。

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1545年創立、パドヴァの植物園は、大学付属植物園としては、世界最古のもの。
もともとは薬草園として作られたところに、外国から取り寄せた珍しい植物を植えていった。Giappone(日本)と書いてあるものも、たくさんある。

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車のまったくないヴェネツィアから来ると、車がぶんぶん走っているパドヴァは大都会で、同行した友人たちは、バスにひかれそうになったり、自転車にひかれそうになったり。そんなふうに危険極まりないだけではなく、実は、排気ガスが結構気になってしまう。もっとも排気ガスについては、ミラノはもちろん、北イタリアでは多くの町が抱えている問題で、パドヴァが特別にどうこう、というわけではないのだが・・・。
そんなに巨大な敷地であるわけではなく、壁を隔ててすぐ向こうにはすぐ車が走っているはずなのだが、こうしてちょっと緑に囲まれるだけで、とたんに空気の匂いが全く変わるから、植物の力ってすごい。

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中央の円形の部分は、プランだけ見ると、左右対称のイタリア式庭園のようだが、実際に中を歩いてみると、ほんとうに1つ1つ、変わった植物が植えてあり、ラテン語(?)の札がかかっていて、やっぱり単なる庭園ではなくて、植物園。
お恥ずかしながら、同行の友人ともども自然科学にさっぱりうとく、どっちを向いてもお互いに「うわー何?おもしろーい!」「ぎゃーなんなの?気持ち悪―い」の連続。・・・で、見ているうちに、友人が「こういうの、宮崎駿監督のアニメに出てこなかった?」

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そう言われてみると、彼のアニメに登場する不思議な生き物たち、不思議だけども、確かにそんなような植物があっちにもこっちにも。ふふふ、監督のアイディアの元を発見してしまったような、そんな気分。

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それにしても、あらためて花や葉、枝ぶりや根っこ・・・自然の形と色の妙にほれぼれする。人間の造形も創造力も、まだまだ自然には敵わない、と思ってしまう。

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ロンドンにあるような大規模な植物園や、近代的な植物園に比べたらずっと質素で規模も小さいが、ふらりと散歩しながらのんびり非日常を楽しむにはかえってちょうどいい。
季節がらか、それはそれは見事な柿の木をはじめ実のなっている木が多かったが、春から夏、花のたくさん咲くころはもっともっと華やかだろう。

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学生は無料。パドヴァで学生やってたら、お気に入りの散歩コースになりそう。

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15 ottobre 2009




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by fumieve | 2009-10-16 08:52 | ほかのイタリア
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