イタリアに旅行で来ていたころは、わざわざ中華料理店で食事をすることもなかったが、こちらに住むようになってからは、一般に比較的安価でたっぷり食べられるリストランテ・チネーゼ(ristorante cinese, 中華料理屋)にもたびたびお世話になる。
(ただし、イタリアの中華料理店は日本のそれとはかなり味が違うので、要注意)
イタリアで、シュウマイは、シャオメイ(xiaomei?)とかなんとか、似たような名前で呼ばれているのだが、「ギョーザ」は通じない。餃子は一般に、ラヴィオリ・チネージ(Ravioli cinesi、中華風ラヴィオリ)と呼ばれる。なるほど、言い得て妙で、ちなみに、「焼き」はアッラ・グリッリア(alla griglia)、アル・ヴァポーレ(al vapore)といえば「蒸し」のこと。
どの店も、シュウマイやギョウザはたいてい冷凍ものだと思うが、それでも、それなりにおいしいところもある。
今晩は、だが、日本人の友人宅の「餃子祭り」(笑)のご招待にあずかった。
ヴェネツィアでは、餃子の「皮」も市販のものは手に入らないから、皮から手作りで、数日前から用意してくれたという餃子の数はなんと、中華料理屋も顔負けの150個!!!
好きなだけ、限界まで食べていいよ、というので、今日は餃子だけをひたすらいただくのかと思ったら、サイド・メニューもたっぷり充実。
焼きあがりを待つ間に、まずは、なつかしいポテト・サラザに、えびのサラダ、差し入れの切干大根。
そして、なんとサプライズで鶏のから揚げ。
ふつうはこのあたりでお腹いっぱいになりそうだが、今日のメインはともかく餃子。
その主役はといえば、薄いけどモチモチな皮に、ショウガの効いたたっぷりの具、そしてなんといっても、さすが、食に厳しいm&m夫妻宅だけあって、その焦げ目のカリカリ具合といったら!!!
さすがに当初目標の1人20個には到達しなかった(と思う)が、あと1つ、あと1つとついつい手がのびて、深夜まで食べ続けてしまった。
お食後は、今話題の(?)カキ。包丁で切って食べられるカキ、イタリアでmelacachi(メラカキ、リンゴ柿)というらしい。
いやはや、ごちそうさまでした。
・・・また、よろしくお願いします・・・。
17 novembre 2009