・・・ヴェネツィアです。
・・・まさかあの・・・雪が降りすぎて、とうとう・・・スキー場???・・・そういえば、スキー場の乗り物、あれもゴンドラというが・・・・
答えは、モノレール。
今度はヴェネツィアにモノレールがお目見えした。
といっても、走るのは、ヴェネツィアのすぐ外側に隣接する、大駐車場&展示場のある島、トロンケット(Tronchetto)と、ヴェネツィア本島内の入り口にあたるローマ広場(Piazzale Roma)を結ぶ、全長831,98m、走行時間わずか3分というもの、よく空港内の移動にあるような、あのくらいの長さ。
先日19日、よりによって例の大雪&アックアアルタの日にお披露目があったのだが、運行は来年3月からを予定している。
これは、ローマ広場にアクセスする自動車、バス、2輪などをいずれトロンケットに集約し、観光客、住民、通勤通学の足を確保し、スムーズにするというもの。
(ちなみに、当初の私の理解では、ローマ広場には公共交通のみアクセスを残し、自家用車を完全排除するということかと思っていたが、先日の説明では、ローマ広場は住民のみのアクセスとする、というようなことだったので、逆かもしれない・・・)
上の写真はトロンケット側の駅。
いまどき風の建物はカッコはいいが、ホームには雪がどっさり積もっている。この日に発表になったことで、皮肉にも屋根のあるように見えているホームで雨風が全くしのげていないことが露呈してしまった。
ローマ広場側の駅。
・・・雨風のしのげなさはこちらも同じ。
この日の大雪は例外的なできごとかもしれない。それでも、このくらいの雪が降ることはヴェネツィアではたまにはあるし、まして、雨や風はしょっちゅう。荷物を持っていたり、小さな子供連れの乗客もたくさんいる、バリアフリーをうたったはずの構造で、なぜ乗り降りする場所で傘をささなければならないツクリにしてしまうのだろう?
といって、もしこれをガラスで左右全部ふさいだら、今度は暑くて息苦しくて、大変なエアコン代がかかるだろう。
・・・ヴェネツィア・メストレ(ヴェネツィア内陸側)の郊外に昨年の夏できた新しい病院は、三角形の総ガラス張りで、夏の間待合室が30℃以上になるというので問題になっているのに・・・。
いい加減、総ガラス張りはやめませんか?
おまけに、疑問なのは、ということはいずれは、たとえば空港からサン・マルコ広場近くのホテルに行く場合、(路上の)バス→モノレール→水上バス、と2回乗り換える羽目になるのだろうか?ということ。これまでは、バス→水上バス、で済んでたものに、(エスカレーターやエレベーターがあるとはいえ)、上下左右の移動もともなって・・・。
何がどう、アクセスがよくなるのか、はっきり言ってよくわからない。
メストレの広い地域と、最終的にはヴェネツィア本島まで、トラムを建設中で、それも含めて総合的な公共交通機関の改良化の一環だと言うのだが・・・。
ま、試運転で、とりあえず雪でもちゃんと走るらしいことはわかった。
(試乗はできなかった)
しかも、名前が
People Mover・・・いまどき下手な和製英語でもありえないような・・・
21 dicembre 2009