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ヴェネツィア ときどき イタリア

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雨・風・嵐・霧・・・だけではなく

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冬のイタリアで私を待ちうけていたもの・・・





それはチョコラータ・カルダ(cioccolata calda)。ホット・チョコレートのことだが、イタリアのそれはさらさらのココアと違い、スプーンでかき混ぜるのにもちょっと力がいるくらい、どろどろとしていて甘い。
オーダーすると、必ずコン・パンナ(con panna、生クリームつき)か、センツァ(senza、なし)か聞かれる。最初のころはあまりにもカロリーの高そうなのに恐れおののいて生クリームは遠慮していたが、もっぱら最近は生クリームつきが好み。
というのも、シューっと乗っけたスプレー式の生クリームを、下のチョコレートに混ぜたほうが、かえってチョコレート部分がさっぱりするから。(元がどれだけ濃いんだか・・・)
嘘みたいに甘く濃いチョコラータ・カルダ、これがヴェネツィアだけでなく、北イタリアの湿度の高い寒い冬には必需品。外を歩いていて、どうにも体が冷え切って、あたたかいものが飲みたいとき、あるいは、夕飯までにはちょっと間があるが小腹がすいてしまって、アルコールとおつまみにはちょっと早い、または、甘いものがほしくなったとき・・・。
チョコラータ・カルダは通常、「飲む」ではなく「食べる」と言う。実際、カップに口をつけて飲むのは不可能、スプーンですくって一口ずつ「食べる」ものだから。

日本ではすっかり忘れていたチョコラータ・カルダ、全く初めて入ったバールで「はい、お子ちゃまはクリーム付きね!」などとベタな冗談もついて出てくるところも、そういえば日本では忘れていたこと。
便利で快適で、何でもスムースに事が運ぶ日本は、どこもかしこも最近は自動音声か、そうでなくても完全マニュアル化。スキなく、トラブルも圧倒的に少ないけど、こういうなんてことない会話に、ちょっとほっとしている自分に気がついた。

11 gennaio 2010
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by fumieve | 2010-01-12 07:46 | 飲む・食べる
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