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ヴェネツィア ときどき イタリア

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カテゴリ:アックア・アルタ(高潮)( 18 )

暗闇は七難隠す?・・・季節外れのアックア・アルタ

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いろいろな気象・天体状況が重なって、1日に数時間、ヴェネツィアの町が水をかぶるアックア・アルタ(Acqua alta)という現象は、通常は冬、それも11-12月に多い。
この冬は、10月にいきなり、記録的な水位になったかと思ったら11月以降は落ち着いてほとんどなし。だが、冬から春にかけて雨が多かったから、雪解けとともに、春になって水が上がるのでは、と心配していた通り、ここ数日、要注意レベルになっている。

続く
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by fumieve | 2013-05-24 10:00 | アックア・アルタ(高潮)

2012年11月11日午前9:25、+149cm

先日のアックア・アルタは、確かにかなりひどいレベルであったことは間違いないのだが、どうもかなりサバを読んで報道されているようなので、正確な記録をここに記しておこうと思う。

ヴェネツィアの潮位予報・警報センターの発表によると、
2012年11月11日(日)、午前9:25に潮位149cmを記録。

これは、観測史上第6位にあたり、同4位となった2008年12月1日の156cm以来4年ぶりの高さ。あのときは、公式発表は156cmだったが、実際は160cmを超えていたはずとあちこちから声が出ていたし、今回もおそらく、強風のせいもあり、実感としてはそれに迫る高さだったのだろう。

2008年の22年ぶりには及ばなかったとはいえ、今年は既に、
11月1日、午前01:40 143cm
と、10日前にも140cmを超えており、日常的に歴代記録を次々と塗り替えることになっているのが怖い。

ただ、アックア・アルタが他の水害とまた大きく違うところは、何度も書いている通り、数時間ですかり下がること。

2008年のときに、やはりたくさん心配をいただいて、残した写真があるのでぜひそちらをご参照ください。

2008年12月1日 歴史的アックア・アルタ時
200812月8日 平常時(写真は7日後だが、実際は12月1日も午後4時ごろには、ほぼこの程度に戻っていた。)

13 nov 2012
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by fumieve | 2012-11-13 18:50 | アックア・アルタ(高潮)

ヴェネツィアが水没?

昨日の「アックア・アルタ」は結局、149cmに達したらしい。

「アックア・アルタ(aqua alta)」とは、いわゆる冠水のこと。
大潮、低気圧(水の水位が上がりやすい)、数日間の上流での降水量、シロッコ(アフリカからの南風、アドリア海の水をヴェネツィア側に押し上げる)が重なっておきるもので、通常、11-12月に頻度も程度も最も高くなる傾向にある。
が、これは満潮・干潮による動きが大きいので、数時間の間に上がって、数時間の間にまた下がっていくのが、通常の洪水と大きく違うところ。つまり、潮の満ち引きに合わせ、1日に2回、上がったり下がったりしており、何日もずっと水に浸かっているわけではありません。

一般的な説明は、以下のサイトを、
http://earth-relay.blog.ocn.ne.jp/home/2010/12/10_81b4.html
また、具体的な日々の様子については、右のカテゴリから「アックア・アルタ」の項をご参照ください。

12 nov 2012
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by fumieve | 2012-11-12 16:24 | アックア・アルタ(高潮)

アックア・アルタのサン・マルティーノ

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掃除をしようと、ベッドのマットレスを上げたら、その下の床はゴキブリとおなかをすかしてくちばしを開けた雀がいっぱいだった。
・・・ぎゃーーー!!!と声を上げたところで目が覚めて、それが夢だったことがわかった、ほっ。
が、代わりに、かすかな悪臭がただよっていることに気がついた。

・・・あ!・・・来た!

今朝、8時25分に水が120cmまで上がるという予報はおとといくらいから出ていた。
目覚ましの前の、その悪夢で目が覚めたのは7時過ぎ。確かに、すでに水が上がっている。この悪臭は、建物の中に浸水した水がにおっているのだろう。外を見ると、確かにかなり水が高い上、シロッコ(南風)が強いのが気になる。

今日は12時ごろ出かける予定だったので、予報グラフを見て、まあその時間には大丈夫だろう、と思っていたのだが、慌てて確認すると、予報が140cm、それも9時にずれている・・・。

ああ、いやな予感・・・。

そうこうするうちに、雨が横殴りに降り始める。うーーーん・・・これは長靴を履いて傘をさしたところで、全身びっしょりになるパターン。

ピークを過ぎたはずの時間になっても一向に引く気配をみせず、むしろ風にあおられてかさを増しているようにも見える。
11時になってもまだまだ、12時に出かけるのはあきらめて、予定変更。今日はイタリア全国で大荒れらしく、こんな日は電車も遅れるから、あまりぎりぎりに出かけたくないのだが・・・。

結局、1時に出たときには雨も上がって日がさし始め、水もかなり引いて長靴もほとんど無用の長物となり助かった。

ほんとうはサン・マルティーノの日で、小春日和になるはずの11月11日。今日は聖人の奇蹟も働かなかった。

今週はまたずっと、明日から数時間、午前中に高くなる予報が出ている。

11 nov 2012
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by fumieve | 2012-11-12 02:28 | アックア・アルタ(高潮)

ヴェネツィア アックア・アルタ 赤警報真っ最中

ヴェネツィアのアックア・アルタは、何度か書いているように、
1)満潮、2)低気圧(海面が上がりやすい)、3)シロッコ(アフリカからの南風、アドリア海の水がヴェネツィアのある北方に押し上げられる)、そして、4)直前の上流での降雨量
という条件が重なって発生する。
だからとくに、満月・新月、つまり大潮のときは起こりやすいし、また、満潮・干潮時の水位の上下が大きく影響するから、ふつうはおよそ12時間おき、つまり1日2回、水の高い時間が来ることになる。ただし、それも通常は、とくにアックア・アルタとよばれるときには、2回のうち1回が大きめ、もう1回は小さめのカーブを描くことが多い。

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今日(10月31日)23時時点の予報によると、
31日(水) 23.45 140cm(市内の59%が浸水)
11月1日(木) 10.50 130cm(同46%が浸水)
2日(金) 00.20 110cm(同12%)

市内の半分以上が浸水する140cmは、警報も「赤」。130cm、110cmは「オレンジ」警報で、これだけでも相当、大変なことなのだが、今回、とても恐ろしいのは、
31日23.45 140cmのあと、悪天候等々の影響らしく、水位の降下がかなり鈍く、最も低くなるのは、1日午前4.45なのだが、その時点でなんと105cm。
つまり、ヴェネツィア市内で最も低い、80cmで浸水の始まるサン・マルコ広場をはじめ、市内のとくに低いエリアでは、完全に水が引ききらないうちに再び満潮に向かい、もう一度、今度は1日の17.50、10cmへ向けて下がっていくまで、ずっと水に浸かりっぱなし、ということになる。
その間、24時間まではいかないが、12時間以上、おそらく16-7時間になるだろう。

アックア・アルタが冬の風物詩のヴェネツィアとはいえ、このアックア・アルタは、何時間か経てば必ず引く、のが特徴。だが、12時間以上も浸かりっぱなし、しかもまた上がっていく、というのはかなり怖い状況。
実際、私の住んでいるエリアもぎりぎり、おそらく水が引かないままということになりそう。

不幸中の幸いで、私自身はたまたま今日はヴェネツィアの外におり、水が引く頃を見計らって帰宅する予定だが、1階に住んでいたり倉庫を持つ友人、お店などその水と格闘しながら仕事をしている友人、通勤などで水の中をどうしても移動せざるを得ない友人・・・と考えると心配が絶えない。

予報が、大きく外れることは残念ながらないのだが、少しでも、いい方に外れてくれるよう、祈るしかない。

31 ottobre 2012
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by fumieve | 2012-11-01 09:10 | アックア・アルタ(高潮)

今シーズン初、本格的アックア・アルタ到来

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確かに、11月の第1週あたり、歴史的にも、経験的にも、がつんと大きめのがきたりすることが多いように思う。だから、もう十分その季節だといえば、そうなのだろう。
だが、例年なら、10月のうちに、急にぐっと冷える日があったりして、本格的に冬支度が整って、時間も冬時間になってからだから、何かこう覚悟みたいなものができていた気がする。

今朝7時。まだ薄暗い中、激しく降る雨の音をかいくぐって、ううううーーーぴろろろ~~~ん、とサイレンが鳴った。
・・・来たか・・・。
午前中に120cmを越えるという予報は数日前から出ていたが、ほんとに来てしまった。

10月中にこれだけ本格的なアックア・アルタになったのは、おそらくこの11年で初めて。

(ちなみに明日もほぼ同じ予報。ここは、明日予定されているヴェニス・マラソンのコースになっているのだが、いったいどうなるんだろう???)

続く:アックア・アルタは・・・
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by fumieve | 2012-10-28 00:12 | アックア・アルタ(高潮)

雨、アックア・アルタ、雨、アックア・アルタ、霧・・・

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深夜0時半。道端で時折すれ違う人々は、みな一様に大きめの紙袋やバッグをさげていた。

続く:それはひょっとして・・・
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by fumieve | 2010-12-25 10:57 | アックア・アルタ(高潮)

2010年12月3日8:55、136cm。はたらくおじさんやお兄ちゃん、そして女性たち

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今朝、この冬一番の「アックア・アルタ」となった。
(「アックア・アルタ(acqua alta)」については、地球リレーブログに「ヴェネツィアは水没するの?・・・10の質問」としてまとめたので、そちらをご参照ください。)

おきてほしくはないけど、それでもヴェネツィアではある程度、アックア・アルタは「当たり前」。極力、日常生活がふつうに営まれる。

日曜日を除く毎朝の、ゴミの収集。この水の中で、ほぼいつもと同じ時間に仕事をしている彼らには、ほんとに頭が下がる。

続く:学校や・・・
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by fumieve | 2010-12-04 18:09 | アックア・アルタ(高潮)

ヴェネツィアを知る:アックア・アルタとは何か?

ヴェネツィア市が、アックア・アルタを冷静に紹介する映像を作った。

いかんせんイタリア語だが、わりとよくできているのと、そもそも意外とアックア・アルタの映像(実際、アックア・アルタ自体の映像はちょっとだが)を見る機会も少ないのでは、と思うので、参考までに紹介したい。




内容概要は以下の通り(全訳ではありません):

今や30,000人以上の登録者のあるsms(携帯メッセージ・サービス)。住民のみならず、ヴェネツィアに通勤・通学する物にとって不可欠なものとなっているアックア・アルタ通知サービスの利用は、無料。市内のサイレンやオンライン情報、電話サービスと同様、ヴェネツィア市潮位センター(Centro maree del Comune di Venezia)により、24時間カバーされている。このセンターは1979年、市民に荒天、とくにアックア・アルタに関して的確な情報を知らせることを目的に設立された。

続き:センター長によると・・・
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by fumieve | 2010-01-26 08:11 | アックア・アルタ(高潮)

そのころヴェネツィアでは・・・

・・・ヴェネツィアは、高潮のクリスマス・イヴとなった。午前4時少し前に、潮位145cmに達した。これは、予報より5cmほど低い値となったが、もちろんそれで被害を食い止められたわけではなく、歴史的中心区の58%が水に浸かった。もっとも不便を生じたのはブラーノ島で、実際、島全体が水没し、いくつかの住居では入口の仕切りの高さを上回った。(訳注:ヴェネツィアでは、アックア・アルタ時の建物内への水の侵入を防ぐため、ドアの枠の下から膝の高さほどまでのステンレスなどでできた板をはめ込むことができるようになっている。つまりこの場合、その防水板が無駄になったということ。)
これで3日連続で130cm以上のアックア・アルタが起きたことになる。水曜日144cm、昨日が133cm、今日は145cmで、市の予報センターによると、これまで記録したことがない、という。・・・
(ANSA通信 HPのニュースより抜粋)

写真リンク:http://www.ansa.it/web/notizie/photostory/curiosita/2009/12/25/visualizza_new.html_1649043505.html


25 dicembre 2009
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by fumieve | 2009-12-26 00:13 | アックア・アルタ(高潮)