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ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

カテゴリ:見る・観る( 369 )

ゴルドー二劇場にて、ゴルドーニを体験する

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幕開けは1人の若者の旅立ち。舞台は18世紀ヴェネツィア、カーニヴァル最終日の朝、静かに去って行こうとする彼を、あの手この手で引き止める周囲の人々。

18世紀、ヴェネツィア生まれの喜劇作家カルロ・ゴルドー二(Carlo Goldoni)は、地元であまり評価されないまま、当時のヨーロッパの文化の中心地であったパリに向かい、フランスで客死する。
舞台の青年はだから、きっとゴルドー二本人でもあるのだろう。

続く:ヴェネツィア・・・
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by fumieve | 2014-08-24 00:23 | 見る・観る

ヴェネツィアの邸宅美術館、チーニ館

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今から30年前の1984年9月21日、ヴェネツィアで、すてきな美術館がオープンした。

サン・マルコ湾の目の前、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島に本部を置き、美術、音楽系の貴重な書物を含む図書館を所有するほか、最近は現代ガラスを中心に、さまざまな企画展も行なっている、ジョルジョ・チーニ財団。
実業家で財団創立者のヴィットリオ・チーニ氏亡きあと、彼の個人邸宅であった館の一部に、彼の遺産を受け継いだ三女が財団に寄贈したトスカーナ派の絵画作品などを置き、邸宅美術館として公開。89年にはさらに、やはり遺産の一部であったフェッラーラ派の絵画が加わった。

続く:ここ・・・
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by fumieve | 2014-08-13 17:23 | 見る・観る

金曜日の夜は美術散歩

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イタリア全国の、国立の主な美術館、博物館が、毎週金曜日は夜10時(例外あり)まで開館することになった。

ヴェネツィアは、アッカデミア美術館がその対象になっている。

続く:全て・・・
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by fumieve | 2014-08-02 06:42 | 見る・観る

ガラスの茶室、杉本博司さん「モンドリアン」

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この建築ビエンナーレ期間に合わせて、ヴェネツィアには「ガラスの茶室」も登場している。

ほとんど超現実的な、「9つの黄金の柱」であっと言わせたサン・ジョルジョ・マッジョーレ島、「柱」のように外からは見えないが、それだけに垣根の中に現れるモダン・ジャポニズムな空間はとても新鮮。

続く:日本・・・
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by fumieve | 2014-07-22 06:30 | 見る・観る

第9回ビエンナーレ・ダンツァ、「マタイによる福音書」

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これもダンスなのか。
単純に、たとえば一枚の絵と比較するとダンスは立体だから3次元、いや、時間経過もあるから4次元というのか。ところが1つの大きな室内で、9つのグループが同時に、別々にパフォーマンスを行なっていて、観客はその間を自由に周りながら、好きな順番に、好きなように鑑賞していい。
そうか、だからこれは、ステージと観客、という形式で観るのになれている舞台もの一般と違って、むしろ、いつもこの会場で行なわれている現代アートのビエンナーレに似ている。

続く:それぞれ・・・
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by fumieve | 2014-07-13 16:28 | 見る・観る

第9回ビエンナーレ・ダンツァ、本日まで!

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勅使河原三郎さん&庄司紗矢香さんによるオープニング公演を楽しんだあと、なかなかほかを観に行けずにいたのだが、昨日27日に3公演をハシゴ。

続く:コンテンポラリー・・・
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by fumieve | 2014-06-29 16:58 | 見る・観る

勅使河原三郎KARAS + 庄司紗矢香、Lines @マリブラン劇場

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音を導き出すように、先に始まった男性ダンサーの「体」は、そう、水の中にたらりと落としたインクが、その中でゆらゆらとゆれる様を思わせた。無重力ではないけれど、重力に浮力が加わったような、軽やかでしなやかな動き。
そしてヴァイオリン。
人の息を使うから、より人の声に近い、温度を感じさせる管楽器と違い、弦楽器はやや無機質でそれでいて音階の決まっている管と違い、よりなめらかで、まさに流線型。
ダンスとヴァイオリンと、目で追っている動きと、耳に入ってくる音と、別々に知覚しているはずのものなのに、ヴァイオリニストの腕と弓の動き、ダンスの最小限なステップの音のためもあるだろう、それがニ重奏のようであり、ペアのダンスのようにも感じられる。舞台の上に、ずっと見えない帯が横になった8の字を描いているような。
音が消え、明かりが落ちて、その次は女性ダンサーとヴァイオリン。より滑らかに、より繊細に。だが、変に女性の色気をこびるものではない。
次は2人と1人の三重奏、さらにダンサー2人のみ。ここでの男女は、あくまでも対としての存在であり、王子様とお姫様のクラシック・バレエでのペアとは全く違う。(それはそれで好きなのだけど。)引いて押して、逃げて追って。決して触れあわず、だが同じグラスの水の中で揺れ動く2つのインク滴のように、同じ空気を共有し、空気を通じて呼応し合っている。
そしてまた、ヴァイオリンとともに。ここもまた、引いては返す波のように。

続く:第9回・・・
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by fumieve | 2014-06-20 17:04 | 見る・観る

マリーノ・ナーニ・モチェニーゴ伯爵の磁器コレクション、カ・レッツォーニコにて

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すっきりとした釣り鐘型のフォルムに、白く透き通った磁肌、自然な植物(ばら)模様は青の染付けに色絵。バランスが絶妙で美しい。これまで全く見たことのないスタイル。
染付けに色絵は、初期のヨーロッパでよく見られるが、派手でゴテゴテな「イマリ」風で、これでもか!と地を埋め尽くす、様式化されたものがほとんど。柿右衛門写し、というわけでもなく、どうやら独自のデザインのようだが、白地の残し方といい色合いといい、控えめで、なんとも美しい。
ヴェネツィア、ヴェッツィ窯(Vezzi)によるもの。

続く:合わせて・・・
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by fumieve | 2014-06-14 03:52 | 見る・観る

セルジョ・ベッティーニのギリシャ、ヴェネツィア大学にて

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ヴェネツィア大学カ・フォスカリ文学哲学部の研究室棟。

2001年に私が最初に大学に登録したとき、事務局でぱらっと、観光地図のようなヴェネツィアの地図を渡された。島中、いや、島の外も含め大学の本部、施設、教室、図書館、研究室・・・が30カ所以上に散らばっていた。そのほとんどが、何々館と名前のついたヴェネツィアの歴史的建造物で、どれも古いのはもちろん、無理に大学施設に利用しているからキャパシティも設備も不十分で、研究室の待合室にあたるサロンは、学生が大勢いると「底が抜けるから気をつけろ」と言われたりしていた。
何と言っても、ともかく場所がそれぞれ離れているから、授業と授業の間に教室から別の教室へ、市内を(ときにはパニーノなどほおばりながら)走って移動し・・・なんてこともザラだった。
そうそう、そういえば、カナル・グランデに面した大学本部、「カ・フォスカリ(Ca’ Foscari、フォスカリ館)」も長らく工事中だった。

もう7-8年になるだろうか(ああ、光陰矢の如し!)、元倉庫を利用した新しい教室棟ができ、文学哲学部の新しい研究室棟もできたのはいいのだが、この研究室棟、元・某国営企業のオフィスだったという建物が、なんとも無機質で(かつ内装が安っぽい)、なにより窓のない狭い廊下が息苦しく、閉所恐怖症の者にとってはかなりしんどい、できるだけ行きたくない場所になっていた。もちろん、研究者ではないので自分が通うわけではないのだが。

続く:と、・・・
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by fumieve | 2014-05-27 18:29 | 見る・観る

「セバスティアン・サルガド 創世記」展

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がつんとやられる、というのはこういうことだろうか。
写真好きの知人・友人がこぞって絶賛しているので、早く行かなくてはと思っているうちにまたもや期間ぎりぎりの滑り込みになってしまった。(もともと11日までの予定だったが、1週間延長されて18日までになっていた。ほっ)

Genesi(創世記)、旧約聖書の巻頭の、地球と人類の誕生を記した部分にあたる。

続く:会場・・・
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by fumieve | 2014-05-15 05:40 | 見る・観る