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ヴェネツィア ときどき イタリア

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雲と月

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雲ひとつない青空もいいけど、さらっと刷毛ではいたような、雲がうすくたなびくのも悪くない。
今日は、昼間はまるで春がきたかのような陽気になった。

そういえば、あれはどうなったの?・・・と気になる方もあるかもしれない。
ヴェネツィアのカルネヴァーレ(Carnevale, カーニバル)、2009年は2月14日(土)~24日(火)と、かなり遅め。今年は、パスクワ(Pasqua、復活祭)が4月12日(日)と遅いため。
期間中の公式行事予定はこちら:www.carnevale.venezia.it/

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が、そろそろこちら、カルネヴァーレのお菓子は出そろってきた!!!

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車のいない=排気ガスのないヴェネツィアは、実は星がきれいなのが自慢の1つ。
夕暮れの上に、今日はほっそり美人の三日月を発見。

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なんとか、なんとか写真に収めようと必死で追いかける・・・。

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「ヴェネツィアで一番美しい風景」と称した友人もいたっけ。

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クレヨンでかる~くこすったような雲の向こうの月。

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バッタバタの1日の、疲れを忘れるひととき。
みなさま、今日もおつかれさま・・・。

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30 gennaio 2009
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by fumieve | 2009-01-31 08:27 | ヴェネツィア

Die Tote Stadt(死の都)、フェニーチェ劇場

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La città morta

脚本 Paul Schott
作曲 Erich Wolfgang Korngold
Paul Stefan Vinke
Marietta/Marie Solveig Kringelborn
Frank/Fritz Stephan Genz
Brigitta Christa Mayer
Juliette Eleonore Marguerre
Lucienne Julia Oesch
Gaston Gino Potente
Victorin Shi Yijie
Albert伯爵 Mathias Schulz

指揮 Eliahu Inbal
監督・舞台・衣装 Pier Luigi Pizzi

www.teatrolafenice.it

やられた!
始まったとたんに、思わず舌打ちしそうになった。
舞台セットのためか、いつもより一段高い位置、しかもなぜか中央でなく向かって右寄りに表示された字幕が、私の席からだと、ちょうどシャンデリアの影になって全くみえない。
最上階、すなわち桟敷席である私の席は、もともと、ともかく手すりだの照明器具のバーだののおかげで、舞台と字幕を同時に見るのにコツがいる。
いつものことながら、出る前にバタバタして全く予習なし、これまで見たことも聞いたこともない作品のときに限ってこんなことになる・・・しかも歌はドイツ語だから、聴いても見事に全くわからない。
ああ、こうなったら、純粋に音楽に集中してみよう・・・。

1920年初演の「現代」もの、いわゆるグランド・オペラの形式からはだいぶ外れているのだろうが、旋律はドラマチックで美しく、聴きやすい。オーケストラの楽器の種類も人数も多い、見事な大編成。
ああ、そういえば、先日のロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスは、さすがの大英帝国で立派な大きなホールでひたすら感心したが、こうして比較してみると、このフェニーチェ劇場はいかにも小さい。小さくて、昔通り馬蹄型、ボックス席をそのまんま再現してしまったから、実はほとんどの席から舞台が見えにくい、または見えない。だが、どうだろう?桟敷席とはいえ、そういえばずいぶん舞台が近くに見える。ロイヤル・オペラではオケもすごく遠く感じたが、ここでは音がじかに伝わってくる。

・・・と脱線しつつ、比較的わかりやすい演出に助けられ理解したところによると、どうやら、1人の男、ポールが最愛の妻マリーを失った悲しみから立ち直れず、苦悩しているらしい。前半、男性ソリストたちだけの掛け合いが続くのは、いかにもドイツっぽい。だいたい、苦悩する男、はオペラのテーマにありがちで、イタリアものでは、身分違いの恋に悩んだり、死に行く恋人を憐れんだり、という男はいっぱい出てくるが、故人にここまでこだわり、嘆く話はあっただろうか・・・。
そして、妻に生き写しの悪女、マリエッタと、死んだ妻の幻想との交錯は、まさに20世紀初頭のドイツらしい。
音楽と歌と、切れ目なくたたみかけるように進んでいくから、典型的なアリアのようにいちいち拍手するタイミングがないのだが、それでも、特に主役の2人はいい(ような気がする)。
たたみかける、といっても、ずるずるとよどんだ音ではなく、特にパーカッションや金管によるブレイクが効果的で、緊張感を息苦しいまでに高めていく。

悩める男、「死の都」というテーマは、「ヴェニスに死す」をほうふつさせると思っていたら、それもそのはず、原作では、「北のベニス」とも称されるベルギーのブルージュが舞台らしい。なんと舞台の後ろ2/3には水が張ってあり、水の中を歩いたり、浮かべたゴンドラに乗ったり。さらにその頭上から見た様子が、鏡で後ろに映っていて、こちらもあたかも幻視を見ているかのような気分になる。コンテンポラリーになりすぎず、クラシックに豪華かつ凝った舞台は、いかにもPizzi氏らしい。

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(この写真は劇場HPより拝借)

空席がずいぶん目立っていたので、休憩後は、少しいい席を求めて移動する。
ほんとうは字幕を見るため、のつもりだったのだが、さすがに正面のいい席はすでに埋まっており、計画を変更して、いっそ舞台袖の真上から見てみることにした。
舞台の、ほとんど続きのような位置、実際は1階分上なのだが、ほんとに、手を伸ばせば届くのではないか、という近さ。マリエッタ(ソプラノ)が歌う間、ずっと目が合っているような気がしてどぎまぎしたが、実は私の座ったすぐ横に、指揮者のモニターがあったためだった。それにしても、化粧の下のしわも何もかも、あまりにもよく見えてしまう。こんなに近くからジロジロ見られては、彼らもさぞかしやりにくいだろうと思うが、どうだろう?

後半はあっという間。
・・・亡き妻への愛をマリエッタにからかわれたポールは、逆上して、妻の形見の髪で、彼女の首を絞めてしまう。

やがて悪夢から覚めたとき、もう後ろは振り返らぬ、と、ポールは町を後にする・・・。

結局、字幕はほとんど気にせずに、すぐ目の前で繰り広げられた惨劇と、その音にすっかり引き込まれていた。

確かに有名でない作曲家、定番でないオペラかもしれないが、あんなに空席にしておくのはもったいない。最終公演は、31日(土)15.30から!

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(オーケストラ・ボックスは楽譜が上から覗きこめる近さ・・・)

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29 gennaio 200
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by fumieve | 2009-01-30 08:35 | 聞く・聴く

「ツァー(皇帝)たちの荘麗」展、V&A美術館、ロンドン

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Magnificence of the Tsars
Victoria and Albert Museum
10 dic – 29 mar 2009
http://www.vam.ac.uk/collections/fashion/tsars

イタリア人にとって、ロシアは「ヨーロッパ」ではない。
それは、もちろん現在、EU(欧州連合)に入っていないこと、言語や宗教の違いもあるが、それは東欧諸国も同じこと。イタリア人に言わせると、それ以上に「顔が違う。目が細くてアジア人に近い」。いずれにしても、広大なロシアには、さまざまな民族がいるから簡単には言えないが、日本人からすると、みんな「白人」だと思っているだけに、びっくりする。

お恥ずかしながら、全く不勉強なロシアだが、展覧会の解説によると、そのロシアという国が、初めてヨーロッパの前に(脅威として?)はっきりと姿を示すのが、ピョートル大帝(在位1682-1725年)の時代らしい。
国の欧州化=近代化を図ったピョートル大帝は、服装もまた西洋化を進めた。国内にはまだ西洋風の高級織物工房や仕立屋がなかったため、皇室の衣装はすべて、当時の流行の最先端であったフランスに発注していたという。

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そのピョートル大帝の孫、ピョートル2世(1727-30)の服装はしたがって完全にフランス風。太腿がかくれるくらいの丈に、しばしば後ろに大きくタックをとって扇状に広げた上着。折り返した幅広く長いカフス、両脇に飾りポケットのふた。シルク・タフタやブロケード(錦織り)の豪華な生地、すべての縁取りをこれまた金糸・銀糸の豪華な刺繍で飾る。
それにウエスト・コートと呼ばれる内着も通常は同じ装飾が施され、シンプルな半ズボンにブーツを合わせる。
強いていえば、フランス風ならこの時代、ボタンも共布で作って同じ刺繍を施した大きく平べったい形が一般的だが、ここでは小さい丸ボタンを使っているのが、特徴。クラシックな雰囲気を演出している。
リネンの下着=ブラウスや、薄いニットの靴下なども展示されており、通常、肖像画などでは見ることのないワードローブの中身を垣間見ることができる。

華やかで美しい衣装が、全体にきゃしゃに見えるのは、ピョートル2世は即位後、わずか14歳にして亡くなっているから。

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時代が少し飛び、1797年にエカテリーナ大帝の死後、その息子パヴェル1世が即位する。彼は自らがデザインしたプロイセン軍隊風の軍服で戴冠式に臨んだが、それはロシア皇帝として歴史上初めてのできごとだったという。
パヴェル1世は、ロシアに5つ存在した騎士団の改革を行い、騎士団長たちの式典服も整えた。ヨーロッパの劇場衣装を参考にしたというから、実用というよりはまさに見世物としての装束。十字架や紋章を背負ったマントは、まあそんなものかな、という感じ。
だが、ビロード地にリボンをあしらったカラフルなブーツは、歴代皇帝の式典用ブーツは皮のシンプルなものだけに、かなり印象的。とくに目を引いたのが、そのブーツのひざ下の部分に、擬人化したライオンの顔をとりつけたもの。その顔が妙にアニメ風で、しかもほかの部分の手の込みようの割にここだけプリント地。まるでマンガの登場人物のような靴だが、古代ローマの貴族の履いていた靴を模したものらしい。

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以後、軍服による戴冠式が一般化するらしく、歴代皇帝の戴冠式の衣装は、個人的にちょっと興味を失う・・・。だが、アレクサンドル1世の戴冠式(1801年)の肖像画の小さな磁器板や、ミニチュアの洗面セットなど、ほんの少しだが貴金属の小物なども見逃せない。

そしてハイライトは、1896年、ロシア最後の皇帝となったニコライ2世の戴冠式のマント。金地に、紋章の双頭の鷲が織り込まれたブロケードは、比較的落ちついたデザイン。だが、その7mのマントを縁取るのはアーミン(オコジョ)の毛皮、なんと897匹分・・・。

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毛皮愛好者でも、絶対反対派でもないが、この白い小動物の1つ1つ先の黒い小さなしっぽと、その両脇の継ぎ目がしっかり見えるのでここからここまでが1匹分・・・とはっきり目の当たりにすると、なんともいえない気持ちになる。

1903年、ニコライ2世と皇妃アレクサンドラが主催した舞踏会は、参加者たちの豪華な衣装で、今でも伝説として語り継がれている。
ピュートル大帝以来、文化や服装の西洋化をすすめてきたロシアが、ここで再び、自らの文化を振り返り、ロシア伝統の衣装を再現したという。皮肉なことに、そしてそれがロシア帝国最後の華となった。

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・・・
工芸好きな私にとって、ここはロンドンの中でも特別に好きな博物館の1つ。
この日、特別展のチケットを買って、そこに立っていた係員に会場を尋ねると、驚くべきことに「ご案内します」。ただそこから何メートルかまっすぐ歩いただけのところだったのだが、その間に「ようこそいらっしゃいました。これはほんとにすばらしい展覧会なんですよ。関係各位ダレソレらが特別に力を尽くしたもので・・・特にあのすばらしい袖!・・・どうぞ、ゆっくりご覧になってください」、と。言われたことはだいたいわかったのだが、何しろ英語で返せないので、フムフム・・・thank you!とだけ・・・。でもなんだか、そういうのはとても嬉しい。
帰り際に、「ほんとによかったです」と伝えたかったが、残念ながらその人はもう、そこにはいなかった。
(写真は下2枚をのぞいて、公式サイトから拝借。ともかくサイトが非常によくできているので、興味のある方はぜひそちらをご覧ください。)

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28 gennaio 2009
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by fumieve | 2009-01-29 07:07 | 見る・観る

イタリアに日本人科学捜査員誕生!?

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(写真は www.47news.jp より拝借)

ふだんあまりテレビを見ていないのだが、最近、気になる番組がある。

RIS5 – Delitti imperfetti(科学捜査研究所 不完全犯罪パート5)。
www.risdelittiimperfetti.tv/

なぜかというと、なんとここに、ローマ在住の市川純さんという女優さんがレギュラー出演している。
タイトル通り、科学系の犯罪捜査研究所の中で、クールで頭のいい研究員、という役どころ。ひっつめ髪、化粧っ気のない顔にキリリと眼鏡。ふだんは白衣に白手袋、そして、現場に向かうときには黒の皮ジャケットに拳銃・・・というスタイルになる。

ほんとならそれも気づかずにいるところだったのだが、たまたま旅先のホテルで、何気につけっぱなしになっていたTVで彼女の姿を発見。イタリア語があまりにも自然できれいなので、おや?と思って気になって見続けたら、途中、なんと日本語で独り言をいうシーンが!

そう、ふだん見てないのだから、あまり大きなことはいえないが、イタリアの連続ドラマは、ほとんどが警察もののような気がする。ホームコメディに近いほのぼの系から本格推理物まで、その種類もさまざまだが、ホームズとかポワロのような私立探偵ではなく、あくまでも「警察官」であるところがミソ。
日常生活の中で、お役所とか、とくに警察とか、なんともアテにならないことが多いから、せめてテレビの中だけでも、彼らがキビキビと働く姿を見たいのだろうか・・・と勘ぐってしまう。

日本の連続ドラマのように(これも最近は全く見てないから大きなことはいえないが)、ふつうのOLが主人公だったり、学生が主人公だったりするドラマって、イタリアではあまり見かけない。いや、まったく放映がないわけではないが、そういうのはみな、アメリカのドラマの吹き替えもの。あ、ちなみに歴史ものはよく、2夜連続などでやっている。
アメリカ製といえば、ER緊急救命室もイタリアで人気のシリーズだが、そういえばこの番組、全体の緊迫感、せりふや画面の切り替えのテンポが速く、最後の最後まで気がぬけないところ、何よりも最先端のテクノロジーを使って調査を進める様子は、ERなどのイタリア・犯罪捜査版、といえるかもしれない。
イタリアで人気の長寿シリーズ、同じ警察・捜査ものでも、ユーモアもたっぷりなベストセラー小説を題材に、美しいシチリアの風景をふんだんに惜しみなく見せる「モンタルバーノ警部」ものと、対象的だ。
1つ(または複数)の殺人の裏に隠された、児童誘拐や新興宗教グループなど、現代社会の問題をデジタルなカメラワークで見せる。1話2時間強、よくできた推理小説1本読んだ気にさせられる。

そんな、シャープで働きもののイタリアの(美?)男・美女のチームの中で、市川さん扮するフラヴィアは、対等に、いや、それ以上のキレ者として、科学的謎ときの中でも鍵となる重要なポイントを発見・指摘する。
このパート5は全10回(うち、今晩で3話終了)。今はまだ、新しく加わった生真面目で優秀な科学者といったところだが、これから浮いた話も出てくるのかどうか!?
・・・それはともかくとして、ともかく、今後の展開が非常に楽しみになっている。

毎週火曜日、Canale5で21:00すぎから。イタリア在住の方はぜひ!

27 gennaio 2009
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by fumieve | 2009-01-28 07:37 | 見る・観る

ロンドンで(も、やっぱり)食べる~番外編

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今日、体重計を買った。
ともかく一番安いのを買おう、と思っていたが、数ユーロの違いだったので、体脂肪が測れるタイプのものにした。性別、身長、年齢を登録しておくと、体重を測るついでに体脂肪と体内水分量(?)を算出してくれる。
さっそくやってみると、体重は(おそろしい数値ながら)ほぼ予想通り(日本の自宅で測っていたから)。で、体脂肪が・・・

41%!?!?!?

よんじゅういち???・・・て、体の半分近くが脂肪ってこと???
確かに、若いころから無筋多脂肪体質の私は、一見やせているときでも体脂肪が30%近かったのだが・・・それにしても41???????
解説書の表でも、完全に「肥満」の枠に入っている。

・・・シャワーをして、測り直したら31%になっていた。・・・なんだ・・・単に足がアブラ症?・・・だったのか???
まあともかく、「やや肥満」枠に格上げされた。あ~よかった。
・・・と、喜んでいる場合ではなく、やはりちょっとやせよう。

さて、いくら食いしん坊な私でも、ロンドン滞在中、まさか毎食フォートナム&メイソンで食事をしていたわけではない。

ロンドンで何を食べるか?
まず、譲れないのが朝食。ふだん、朝はカフェラテとヨーグルトを無理やり食べるだけ、朝は甘いものを食べたい私も、英国ではやはりイングリッシュ・ブレックファストを食べねばならぬ。それで、コンチネンタルやブッフェでなく、あくまでもこれを出すホテル(B&B)にこだわった。ふだん、卵4個パックを買って、賞味期限内に使いきれないことのある私は、2日間で、卵を2週間分はゆうに食べた感じ。

昼、夜は、1回がF&M、もう1回が友人に連れていってもらった、おいしい中華!(ただし、痛恨の写真なし。)
あとはやっぱり、時間の問題もあってコンビニやイートインカフェ(というんだろうか?)、チェーン店のサンドイッチでお茶を濁すことになった。
実は、数年前に友人に教えてもらった、シンガポールのLaksa(ラクサ)という一種のラーメンが忘れられなくて、絶対に食べよう!!!と私にしてはめずらしく、事前にお店を調べたりして行ったのだが、今回は残念ながら断念。また次回行くことにしよう・・・。

今回、往復で違う航空会社だったのだが、帰りの英国航空では・・・ばーん!

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やっぱりサンドイッチ!!!このくらい期待通りだと、なんだか嬉しい。が、紅茶を受け取るのも一苦労、なくらい大揺れに揺れている中で、写真を撮るのも大変。やむなくフラッシュつき。
・・・で、なんと、ちゃんと半分はツナ、半分はハム&チーズだった。

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ちなみに、ヴェネツィアの空港のバールには、カーニバルのお菓子、フリッテッラ(frittella)があった。この時期だけのものなので、市内で食べ損なった方は、ご出発前にどうぞ。

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26 gennaio 2009
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by fumieve | 2009-01-27 20:11 | 異国の旅

ヴェネツィアおさらい


夕暮れのヴェネツィアを散歩する。

安藤忠雄氏の改装プロジェクト、税関岬は、対岸から見るとこんな感じ。

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ヴェネツィアの表玄関、海からの入口には円柱が2本建つ。その上に乗っかっているのは、1つはおなじみ、羽根のはえたライオンで、これはヴェネツィアの守護聖人、聖マルコのシンボル。

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もう1つは、ドラゴンを退治する聖テオドーロ。

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実は、こちらが本家本元、ヴェネツィア共和国の最初っからの守護聖人だった。
828年、すでにイスラム国であったアレッサンドリアから、ヴェネツィア商人たちが、聖人マルコの遺体を盗んで持ち帰る。マルコは、12使徒ではないが、4人の福音書家の1人。福音書、すなわちキリストの「ことば」を書物にして伝えた人だから、あまたの聖人の中でもトップクラス。おまけに、マルコは「西」の出身だった。
独立国として力をつけ始めていたヴェネツィアは、そんな格上の聖人を守護聖人に定め、もともと東方の聖人であるテオドーロは・・・廃止にはしないものの、とりあえずワキに下がっていただくことにした。
ヴェネツィアは商人の町だから、ちゃっかりしている。

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1543年、コスタンティノポリスがオスマントルコに陥落し、東ローマ帝国が滅亡した際に、その災禍から逃れてきたベッサリオーネ枢機卿は自ら携えてきたギリシャ、ローマの写本をヴェネツィア共和国に寄贈した。これが、現在のマルチャーナ図書館(Biblioteca marciana)の始まりで、この建物は、1527年、ドイツ軍によるローマ略奪を逃れてヴェネツィアにやってきた建築家、ヤコポ・サンソヴィーノによって建てられた。

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もちろん今でも国立図書館として現役、だれでも利用できる。(同ブログ2007年2月6日参照
2階は、ヴェロネーゼらによるアレゴリーの天井画が美しい、広大なサロンと、グリマーニ寄贈の彫刻を飾るための「公共彫刻室」(Statuario Pubblico、以下の写真のみ、考古学博物館のサイトより拝借)。

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サン・マルコ広場の一番奥から入るコッレール美術館をずっと通り抜けてくると国立考古学美術館になる。例の、1523年に枢機卿ドメニコ・グリマーニが共和国に寄贈した多くの古代彫刻のコレクションがもとになったという、あれ。
コッレール美術館のチケットですべてここまで見学できる。

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そして、サン・マルコ大聖堂のファサードに乗っかって、今にも走りだしそうにいる4頭の馬たちは・・・1204年、第4回十字軍でコスタンティノポリスからヴェネツィア共和国が略奪してきてしまったもののうちの1つ・・・。

その馬たちのみつめる正面、サン・マルコ広場の短い辺を閉める建物は19世紀のもの。この広場を「世界一美しい」とたたえたというナポレオンが、自分のサロンを設けるために、そこにあった教会を取り壊し、両側の建物に似せてそこを作らせてしまった。

今はそう、コッレール美術館の入口になっている。

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25 gennaio 2009
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by fumieve | 2009-01-26 09:19 | ヴェネツィア

ロンドンで食べる~フォートナム&メイソン

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見るところ、行くところ、数限りなくたくさんあるロンドンであと半日、何をしよう?と迷い、結局友人に勧められた特別展を見て、そのあと、今回は行かなくてもいいかな、と思っていたフォートナム&メイソンに結局寄ることにした。それも友人に、あの伝統的な缶でなく、紙パック入り紅茶も販売されるようになった、と教えてもらったため。

・・・ときはちょうど・・・お昼。・・・ここはもちろん、上の方の階で、あの英国風お茶をすることができるが、お茶にはちょっと早いし、土曜日だからきっとめちゃめちゃ混んでいるだろう。・・・ふと、中2階を見るといい感じのレストラン・スペース。
「本日のメニュー」を見る限り、そう高すぎるということもなさそうで、思わずフラフラと入ってしまった。

パンは、白、ブラウン、そしてぶどうパンがあるのがイギリスっぽくておかしかった。ピーターラビットみたい・・・。

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オーダーしたのは、「本日のメニュー」から、好きだけど自分で料理しないので、外で見るとつい頼んでしまう羊肉。きのこソースにポテト・ハギス・パイ添え。
・・・と、出てきたのは、期待にたがわず・・・
どーーーん!

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ちゃんと焼き具合を尋ねられた肉は、シンプルでほんとに焼いただけ。うむ、おいしい!ソースとパイはかなり濃い目の味。だが、ほとんど余計な味のついてない肉と合わせて食べるとちょうどいい。

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ものすごいボリューム。
これだけで100%お腹がいっぱい、と思っていたのに、デザート・メニューを持ってこられて、ついつい追加してしまった。(作戦にはまりやすい私・・・。)
イタリアでは食後にカップチーノは飲まないように、きっと英国でも正しくは食後にポット・ティーは飲まないかもしれない、と思いつつ、まあ観光客だし、なにしろF&Mだし、せっかくだから紅茶を頼むと・・・

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う~ん、さすが、なんとこんな素敵な銀のポット!(しかし、取っ手がかなり熱くなるので要注意!笑)
デザートに選んだのは、「ルバーブとヴァニラのタルト」。

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タルトに添えた、いちごアイスのように見えるのがルバーブで、フォークでちょっとすくおうとすると全部ついてきてしまうくらい、ものすごく繊維性で粘度の高いもの。梅干しのような酸っぱさで、確かに甘いタルトによく合い、ちょっとくせになりそうな味。

味はもちろん、場所や雰囲気に加え、サービスのよさにも大満足。
高いか安いか、為替変動にもよるから何ともいえないが、英ポンドが対ユーロもだが特に対円で大暴落した今、かなりお得なのでは。少なくとも、イタリアではもっと高くつくと思う。

24 gennaio 2009
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by fumieve | 2009-01-25 09:06 | 異国の旅

「ビザンティウム 330-1453」展、ロンドン

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Byzantium 330-1453
Royal Academy of Arts, London
25 ott – 22 mar 2009
http://www.royalacademy.org.uk/exhibitions/byzantium

330年、ローマ帝国の首都、コスタンティノポリスに遷都
1453年、東ローマ帝国の滅亡

ビザンティン文化の担い手、ビザンツ帝国という国は、実は歴史上全く存在しない。
後世になってから便宜上「ビザンツ帝国」と呼ばれるようになったこの国は、東西に分裂したローマ帝国の東半分であり、1000年以上も続いたこの国は、彼らにとっては(東)ローマ帝国以外の何ものでもなかった。
古代ローマ帝国の伝統と文化を受け継ぎながらも、「ビザンツ」らしき傾向が出てくるのは、7世紀に公用語がラテン語からギリシャ語に変更になったころからといえる。そして、教義等の違いから、西側のいわゆるカトリック教会と完全にたもとを分つと、やがてその教義に基づいた文化が発展していく。
ちなみにヴェネツィアは7世紀末まで、その東ローマ帝国の直轄地であった。

宗教で対立し、領土で争い、「西」側からみて常にやっかいな存在であった東ローマ帝国だが、古代ギリシャ、ローマ文化の重要な保管者でもあった。5世紀に西ローマ帝国が崩壊してからというもの、「西」では散逸したり消失した多くの書物を、「東」の崩壊・消滅とともに「西」側にもたらし、それが古代文化の再発見、いわゆるルネサンス文化のきっかけの1つとなった。

第4回十字軍は当初の目的を変更、こともあろうに、かりにも同じキリスト教徒の町であったコスタンティノポリスを征服するが、これは、東地中海の覇権を争っていたヴェネツィア共和国による差し金であった。現在の、サン・マルコ大聖堂のファサードを飾る多くの色石や浮彫は、そのときにコスタンティノポリスから略奪してきたもの。

展覧会はまず、「1. 初期キリスト教美術」の展示から。このころ多く使われたテーマ、「クジラにのまれたヨナ」の彫像や、簡単な絵で飾られたカタコンベ。一方、美しく表現豊かな舗床モザイクは宗教画ではないよう。いずれも、典型的なローマの文化といえる。
そして、「2. コスタンティヌス大帝からイコノクラスム(聖像破壊主義)へ」。象牙細工、金銀細工や宝飾品に金貨、そして装飾写本に布製品、と展示物の種類の豊富なこと。そして何よりびっくりしてしまうのは、「教科書で見た!」作品の多いこと。「ああ、これね」と確認して満足して終わりたくないが、やはりそれだけ重要な作品が多いと言って間違いない。

特に興奮したのは、モスクワ国立歴史美術館『クルドフ詩篇』の1ページ(n.50, Psalter with Chirist praying and with the Crucifixion and an iconoclast, folio 67r、843年直後)。

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これは、十字架上のキリストに酢を飲ませようとしたアンチ・キリスト者の姿と、聖像否定主義者がキリストの像を塗りつぶそうとしている図をダブらせており、ビザンツの歴史の中で「聖像破壊運動」(726-843年)というと必ずと言っていいほど引用されている。楽しい挿絵入りの写本好きな私としては、(この場合「楽しい」場面ではないが)こんなうれしいものはない。

さらに、工芸好きでもある私(結局のところ、絵とか彫刻よりつまり工芸が好き)をガラス・ケースに貼り付けさせたのは、「ベレスフォード・ホープの十字架」(n.54, The Beresford Hope Cross, 9世紀後半、ロンドン、V&A美術館)と、

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「フィエスキー・モーガンの聖遺物容器」(n.52, The Fieschi-Morgan staurotheke, 9世紀初頭、NYメトロポリタン美術館)。

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うわああああああ~~~見たかったわああああ、これ!!!
来てよかったーーー!

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・・・ところがここで問題が1つ。

ロンドンに来る数日前、たまたまラジオでこの展覧会の紹介をやっていた。解説をした美術史家というその方、この企画展の学術的意義の高さに加え、これだけの作品を集めたことの価値と貴重さ(これまでは門外不出、または今後は一切貸し出さない、としているものも多い)を力説。そして最後に、「だけど残念ながら、特に銀器などの照明が暗すぎるんですよね。(写本や板絵はともかく)貴金属は作品保護の観点からしても照明はあまり問題にならないから、ほんとなら1つ1つにスポットを当ててもいいのに」として、「あんまり暗くて見えないから、私はこっそり小さい懐中電灯を持ちこんだんですよ。もちろん、みつかったら怒られるので、見つからないように時々使いました」・・・と・・・。
さすがイタリア人。
いい情報をありがとう・・・しかし、その時点で、「小さい懐中電灯」なんて気の利いたものはイタリアで簡単に見つかるはずもなく、だいたいそんなものを使う勇気は私にはない。

と、無防備で見にきたところ、照明は思っていたほど暗くない。
・・・が、一部の展示品、とくに特に、こういう小さいものに限って、なぜかガラス・ケースが一段と大きく、遠い。上のクロワゾネ・エナメルの2品、聖遺物入れは縦10.3cm、十字架にいたっては縦8.7cm、それが50cm以上も離れたガラスに阻まれていては、もうミニチュアすぎて見えなーーーい!!!
こんなことなら、虫めがねを持ちこめばよかった・・・それならたぶん、怒られなかったと思うし。情報はなるべく正確にお願いします・・・。

そのあと、「3. 宮廷にて」には、展覧会のポスターやカタログの表紙にもなっている、「大天使ミカエルのイコン」(n.58, Icon of the Archangel Michael、12世紀)など、ヴェネツィア、サン・マルコ大聖堂宝物館の所蔵品多く出ている。

「4. 家庭にて」には、日常使いの器から、豪華な貴金属、宝石の装飾品など。

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「5. 教会にて」では、燭台や香炉、教会そのものを飾る大理石、そして十字架。もちろんゴスペルなどの写本に、聖台を飾る刺繍もの。

続くのは、ビザンチン美術と言えば、の「6. イコン(聖像)」。ここでは特に、ルーブルやフィレンツェ大聖堂所蔵など、いくつか極小モザイクのイコンがあり、これは比較的よく見えるのでじっくり観察するチャンス。(n.226, Micromosaic with the Transfiguration, 1200年ごろ、と、n.227, Micromosaic diptych with festival scenes, 14世紀初頭)

「7. ビザンツと西」では、10世紀以降のイタリア中部の美術を紹介、「8. ビザンツの向こう」では、イスラムと触れ、また、スラヴ、そしてロシアへと拡大するビザンティン文化を見せる。すでにローマは遠い。

最後が、「9. シナイ、アギア・エカテリニ修道院」。これが、この企画展のもちろんハイライトでもあるはずなのだが・・・。
シナイの聖エカテリーナといえば、キリスト像をはじめとする、3枚の6世紀のイコンで知られる。蝋画(イタリア語でencausto)と言われる手法で描かれ、それ自体が美しいだけでなく、聖像破壊運動前に描かれた貴重なイコンである。

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「シナイのイコン」と言われ、当然それら(か、少なくともそのうちの1枚)が来ているもの、と勝手に思い込んでものすごく期待していたので、実際に展示されている13世紀のイコンを見てがっかり。いや、ほかなら13世紀の絵だっていつもありがたく見ているのだが、これは期待が期待だっただけに、ちょっとだまされたような気がしてしまった。

それでも、繰り返すが、とくに工芸品に関しては、ビザンティン美術を代表する作品がそろっていることには間違いがない。

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そして、イコンと並んで、ビザンティン美術を語る上で欠かせないのは、モザイク。ここに展示されている、ほんの少しの破片だけではその魅力は全くわからない。だが、こればっかりは持って来られるものではなし、やはり現地で自分の目で確かめるしかない。

ギリシャに、聖堂のモザイクをめぐる旅に行きたくなった。

Londra, 23 gennaio 2009
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by fumieve | 2009-01-24 09:45 | 見る・観る

「ラ・バヤデール」、ロイヤル・オペラ・ハウス、ロンドン

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La Bayadère (The Temple Dancer)
The Royal Ballet, Royal Opera House, London
www.roh.org.uk

Nikiya: Lauren Cuthbertson
Solar: Thiago Soares (replaces David Makhateli, who is injured)
Gamzatti: Isabel MacMeekan
The High Brahmin: David Pickering
Rajah: William Tuckett
Magdaveya: Brian Maloney
Aya: Genesia Rosato
Solor's friend: Johannes Stepanek
The Bronze Idol: Kenta Kura

あこがれのロイヤル・オペラ・ハウスで、初めてバレエを見てしまった。
ロンドン行きの一番の目的はこれではなかったのだが、そうだ!どうせ行くなら、オペラかバレエを観たい!と思って調べたところ、この期間、オペラはトゥーランドットだがすでに完売。一方、バレエはこの「ラ・バヤデール」でまだまだ残席あり、だったので、それで日程を調整した。
と言いつつ、ポンドが暴落したと言われながらも、まだまだチケットが高い。どうしようかな~とぎりぎりまで迷っていて、昨日もう一度サイトを見たら、いつの間にか全体の値段が下がったのか、今度はほとんど売り切れに近づいている・・・!
その時点で、ともかく上の方でいいからなるべく中央寄りの席、と選んだのがこちら、20ポンド。

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前後の席の段差がかなりあるから、後ろのほうでも比較的見やすい。なるほど、これはいつもヴェネツィアのフェニーチェ劇場に来る観光客の皆さんが文句を言うはず。
もっともこの写真は手を上げて撮っているのでわからないが、私の前は座高の高い白髪の男性で、実は私はずっと左の通路側に頭を伸ばして舞台を観賞しなければならなかったが・・・。まあ、20ポンドなら悪くない。

その昔、まだ東京で会社員をやっていたころ、バレエ好きの友人に連れられ、ロイヤル・バレエ団の公演なども何度か観にいったものだが、そのころのダンサーはもう、誰ひとりいない。現在はふだん全くバレエに縁のない私は、プログラムを見てももちろん知らない名前ばかり。
「ラ・バヤデール」を観るのも(おそらく)初めて。
異国(オリエンタル)情緒を取り入れた音楽と踊りに、身分違いの恋、三角関係、非劇的な死と幻想・・・まさにクラシック・バレエに典型的な要素てんこもり!で、それがソロ、2人、3人、そして群舞、と交互に登場する、久々のバレエを楽しむ。
主役ニキヤ(=ラ・バヤデール)を踊るLauren Cuthbertson、まずまずそつなく、きれいにこなしている感じ。手足が長く、顔も美人で舞台映えし、1幕のベリーダンサー風の衣装の踊りも、2幕のいわゆる白いバレエも、美しい。

が、それにしても気になるのは、今日の観客。1幕の、場と場の間で(セット変更のために)緞帳が下がるととたんにザワザワ。オーケストラが演奏を続けているのに。1場の2場の間は、あまりにもそれが止まらなくて、私の見えない、気がつかないところで何か不測の事態がおきたのかと疑ってしまったくらい。ところがそうではないらしく、みな大声ではないのだが、たぶん、幕が下がったとたんに、そこまでのお話を教え合ったり、感想を言い合ったりしているよう・・・。
そして、1つ1つの踊りが終わるたびの、かなり大げさな拍手と「ブラボー」の乱発。正直のところ、え?そう?そんなに?というほどの反応に、かえって興ざめしてしまう。今のはちょっと・・・というところまで大熱狂で拍手されては、・・・ひょっとして今日は関係者デイ???と疑ってみたり。ヴェネツィアはともかく、ロンドンの聴衆・観客はもっと厳しいのかと思っていたので、それにはちょっとがっかり。・・・み~んな観光客なんだろうな・・・。

一方、初めてのロイヤル・オペラ・ハウス(劇場)自体には、単純に、やっぱりすばらしくて感激した。劇場の規模はもちろんだが、チケット売り場、予約券引き渡しなどのスムーズさ(イタリアではこうはいかない)、ホールの防音性の高さ(フェニーチェ劇場は、数年前に1から新しく立て直したにも関わらず、跳ね上がり式の椅子はボン!と大きな音を立てるし、ボックス席の椅子は足を引きずる音をホール中に響かせる。おまけに、通路を歩く人の足音・声まで丸聞こえ)。当たり前のことが当たり前にできている安心感。
そして、もっとびっくりしたのは、クラシックな劇場とばかり思っていたら、正面入り口から入って片面はガラス張りのモダンな建物になっていて、カウンター式のバーのほか、中2階には本格的なレストラン席まで並んでいる。・・・うわ・・・都会!ニューヨークみたい!(・・・って、行ったことないけど。笑)

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上の方に、宙釣りになったように見えているのは、上の階のカウンター・テーブル。そちらから見下ろすとこんな感じ。

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あ~、さすがロイヤル(王立)!

人のことは言えない観光客の1人である私も、幕間にはこうしてしっかり劇場内探索。
せっかくだから、何か飲んでみようか・・・と思ったが、英語がしゃべれないため、カウンターはとても気遅れがしてダメ。プログラムと一緒に売っていた、アイスクリームなら指差しで買えるので、これだけ食べてみた。

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「ベルギー・チョコレート味」、まあふつうにおいしい。劇場内価格2ポンドならまあまあかな。次は、ちょっと迷った「いちごクリーム味」を食べてみようっと・・・。

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Londra, 22 gennaio 2009
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by fumieve | 2009-01-23 09:29 | 見る・観る

「魚を食べるなら・・・」のダ・レミージョ

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食い気が勝りすぎているせいか、いつもお店の外観の写真を撮るのを忘れてしまう。
サン・マルコ広場の裏のほう、お土産屋などの並ぶ道をつらつら・・・と歩き、ポンテ・デイ・グレチ(Ponte dei Greci, ギリシャ人の橋)を渡ったらすぐその先。外観を見たら、「ああ、あそこ!」って思う人がきっとたくさんいる、知らずにいるといかにも観光客向けっぽい。
ところが、実は「魚を食べるならあそこ」という複数の証言を耳にし・・・ヴェネツィア在住8年にして、本日初めて入ってみた。
勢い勇みすぎて(?)、今夜一番に到着してしまった我々を一斉に出迎える白服・・・うわ、やっぱりちょっと観光客向けっぽい???・・・どきどき・・・

メニューは、凝ったものよりはむしろ、典型的、シンプルなものがほとんど。かえって迷ってしまい、お勧めにうんうんと従う私たち、ああ、なんだかいかにもカモっぽい・・・。

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果たして、前菜は、手長エビのカルパッチョと、魚のカルパッチョ(本日はマグロ)。こちらは2品を2人でシェア。

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パスタは、1人前を2人で分けて・・・と頼んだにも関わらず、この量!

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が、ほんのり薄味、魚がゴロゴロ入っていて案外食べやすい。

メインは・・・スズキのグリル(一尾)を半分ずつに、モンゴウイカのグリル。これも、「小さい魚に、小さいイカを添えたら」と言われたのに、どっちも大き~い!!!

結論:どれも、さっぱりとおいしかったのだが、願わくば、どれも少しずつ量を減らして、もう少しお支払額が少なくなると大変好ましいのだが・・・。
または、全体を半分にし、デザートまで行けると、もっと嬉しい。
・・・今回はしっかり、席料(coperti)とサービス(servizio)を両方バッチリ取られているけど、常連さんにはきっともっとサービスするんだろうな。・・・通う価値はある・・・かも?

Trattaria da Remigio
Castello 3416 (Salizada dei Greci)
Tel. 041 5230089
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by fumieve | 2009-01-22 09:39 | 飲む・食べる